スカルソープの String Quartets vol.1 を聴く

本年8月に亡くなったオーストラリアの現代音楽家ピーター・スカルソープ(Peter Joshua Sculthorpe, 1929/4/29 – 2014/8/8)の弦楽四重奏曲 第1集です。
スカルソープと言うと、クロノス・カルテットの「紫のけむり」に入っていたり、大好きなマリオ・ブルネロの「Solo Cello and ... 」に入っていたりしての印象が強いです。

無調ですが、時により独特の和声で展開されます。それがスカルソープの音楽ですね。曰く、オーストラリア原住民の民族音楽を追求、曰くアジアや日本の音楽を研究、と言われている様です。

一曲目、Irkanda iV は無調で明確な主題のないスローで陰鬱な楽曲です。ところが二曲目のSmall Townは明朗な主題で、映画音楽の様。この出だしで戸惑いますね。
String Quartet No.6 は三楽章形式で、Irkanda iVと似た無調の陰的な流れです。String Quartet No.7 は一楽章でグリッサンドを使った無調作品ですが、やや起伏があります。この二曲は管弦楽化されて"太陽の音楽"シリーズになっています。
String Quartet No.8 は五楽章になります。陰鬱な無調作品なのですが、バリーションが広がっています。聴いた瞬間にクロノス・カルテットの演奏に向いていると感じる楽曲で、上記の「紫のけむり」に収録されています。そちらの方が、よりメリハリが効いて素晴らしいです。一部、日本の古典和声を取り入れていますね。この展開は面白いです。
String Quartet No.9 は一楽章でピチカートを使ってリズミカルに進みます。ここでも独特の和声で展開されて面白いですね。

演奏は Goldner String Quartet になります。このCDが初めての商用録音とか。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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