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シャロン・ベザリーのフルートで聴く Nordic Spell

美人のテクニシャンでならす Sharon Bezaly(born 1972)は、イスラエル生まれでスウェーデン在住のフルート奏者です。北欧音楽を始め、現代音楽のフルート曲をソリストとして演奏していますね。
ここでは北欧系の三人の現代音楽家のフルート協奏曲を演奏してくれます。三曲共に作曲者からベザリーに献呈されていて、世界初録音にして作曲者も録音に立ち会っているという力の入れようです。
個人的にはフルートがあまり好きではないので、思い入れはないのですが。(コンサートで一番がっかりするのはフルートが多い様な...)

□ Kalevi AHO / Concerto for Flute and Orchestra
 好きな現代音楽の一人で、何回も紹介しているフィンランドのアホです。三楽章からなる協奏曲ですが、一楽章は冷たい荒野を流れる風の様です。第二楽章のフルートは、まるでその中に居る生命の様に表情を付け、躍動しています。第三楽章では再び緩徐的な流れに帰ります。静的な中に、フルートの透明感ある流れが合っています。
協奏曲を得意とするアホの21世紀に入っての曲なので、単純な無調ではない多様性の楽曲で広がりが素晴らしいですね。

□ Haukur TÓMASSON / Flute Concerto No. 2
 ヘイクル・トウマソン(1960/1/9 - )はアイスランドの現代音楽家です。五楽章構成のフルート協奏曲は、明確な主題はありませんが調性感は残ります。構成的には、個性に欠けてややフラット。聴き処は、ベザリーのテクでしょうか。でもフレーズが単調な感じもしてしまいます。はっきり言えば、この楽曲は無い方がアルバムが締まった気がします。

□ Christian LINDBERG / The World of Montuagretta - Concerto for Flute and Chamber Orchestra
 トロンボーニスト、作曲家、指揮者、いずれも素晴らしい活躍の現代音楽家リンドベルイは、それぞれで紹介している通りですね。五楽章の陰影のあるコンチェルトでは室内管とのコントラストの良い演奏が楽しめます。トウマソンのフルートパートよりも より生き生きとした流れは、フルート苦手の人も楽しめると思います。古典調性ではありませんが、調性内の音楽に近いです。
リンドベルイ本人が指揮をしていますね。

一曲目・三曲目の構成なら、なかなか楽しいフルート協奏曲のアルバムですね。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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kokoton

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後期ロマン派以降、現代音楽とマーラー交響曲(#5, #6, #9)を中心に楽しんでいます。


[2017年12月9日]
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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