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亡き妻に捧ぐ ヨーナス・コッコネン(Joonas Kokkonen)の『レクイエム, Requiem』2CD聴き比べ


フィンランドの ヨーナス・コッコネン(Joonas Kokkonen 1921/11/13 - 1996/10/2) は好きな現代音楽家の一人で、交響曲全集を始めとして所有しているのですが今まで二回しか紹介していませんでした。^^;

そこで今回は代表作の"Requiem"を二つの演奏でインプレしますね。指揮はいずれもウルフ・セーデルブルム(Ulf Söderblom)です

このレクイエムは先立った奥さん(Maija)に捧げられています。以前もどこかで書きましたが、日本語訳の「鎮魂」とは本来異なり 死者が天国へ導かれる為のカトリックのミサですね。宗教音楽はその宗教を理解せずに本質はわからないと思いますので、ここでは楽曲として楽しむ事をお断わりしておく必要がありますね。m(_ _)m

ちなみに典礼の中から7曲と、出棺時に使われる「楽園へ In Paradisum」と、最後に「永遠の光 Lux Aeterna」を入れた9曲構成がコッコネンのレクイエムになります。三大レクイエムもそれぞれ典礼からの選択が異なりますね。





■1. ヘルシンキ・フィル(Helsinki PO) [Finlandia] 1986?
 世界初演を演奏したHelsinki POによる録音です。全体として荘厳なミサの感じを強く感じます。より宗教曲の色合いが強いのがこちらのアルバムでしょう。フィンランドを代表するバリトン、ヒュンニネン(Hynninen))の方が声が落ち着いている感じですね。
教会音楽に身を置く様な気分が味わえる、と言ったらわかってもらえるでしょうか。





■2. ラハティ響(Lahti SO) [BIS] 1991
 実は以前このアルバム全体を紹介していますが、レクイエムはあっさりと流しました。
でも、その時と同じイメージには変わりありません。こちらの方がオケの演奏が重視されている様に感じますね。その分楽曲の繊細さが際立っています。2曲目の「キリエ・エレイソン Kyrie Eleison」等は、よりその差を感じられますね。
ソプラノのイソコスキ(Isokoski)はより自由度の高い歌いで、バリトンのグロンローズ (Grönroos)はアルトにちかい詠唱です。宗教曲ではあるのですが、こちらの方が音楽として楽しめます
録音もこちらの方が良いですね。







聴き比べると 7曲目の「平和の賛歌 Agnus Dei」、9曲目の「永遠の光 Lux Aeterna」が、特徴的でしょうか。1.ヘルシンキ・フィル盤では宗教曲らしさを強く感じ、2.ラハティ響盤では宗教曲らしさが薄く感じます。

同じ曲を同じ指揮者で、この違い。作曲の経緯から前者の方がコッコネンの意図に近いのかも知れません



 

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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