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ペール・ヘンリク・ノルドグレン(Pehr Henrik Nordgren)の『協奏曲集』を聴いてみましょう

日本に馴染みが深く、人気もあるフィンランドの現代音楽家 ペール・ヘンリク・ノルドグレン(Pehr Henrik Nordgren, 1944/1/19 - 2008/8/25)の作品は何回も紹介して来た通りで、好きな作曲家ですねぇ。
コッコネンやショスタコに関する件はもう記する必要も無いでしょう。




これは Concertos [協奏曲集] と題された1999年のアルバムですが、協奏曲を得意としたノルドグレンですから協奏曲のCDは他にも多く出ていますね。盟友ユハ・カンガス(Juha Kangas)の指揮で、彼が組織したオストロボスニア室内管弦楽団(Ostrobothnian Chamber Orchestra)の演奏です。これもお馴染みですね。

ここでも旋律を残しながら自由度の広い調性を見事に展開していて、ダイナミックな楽曲が並びます。そこがイイんですよね。

チェロ協奏曲第3番 Op.82
 チェリストのイッサーリスに献呈された曲になります。四楽章ですが、当初は五楽章で書かれていたのを四五楽章を一つにしています。第三楽章に緩徐楽章を持って来てメロディアスなチェロを聴かせているのが意表です。チェリストはユロネン(Marko Ylönen)で、演奏も情感深くとてもマッチしています。
最終楽章のショスタコの件も気にしなくても良いと思います。奥行きのある素晴らしい楽曲ですね。

アルト・サクソフォーン協奏曲 Op.92
 献呈された John-Edward Kelly の演奏になります。いつもながら管楽器の協奏曲は現代音楽と実によく合うと思います。ここでもアルト・サックスの可能性を全て使っての演奏で、常軌を逸したかのような音列は強烈そのもの。それを引き立てる弦楽群とのマッチも良いですね。後半は美しい流れになり、展開も良いですよね。

ホルン協奏曲 Op.95
 入りのホルンの主題は無調というよりも一部半音階を使った和声の様です。ホルンが縦横無尽に、というよりも叙情的な演奏になりますね。ここでも主役の立場は同じですが、落ち着いた役割になります。ホルンが投げた旋律に弦楽団が対位する様な楽曲です。その中にある緊張感がたまらないですね。
演奏するヘルマンソン(Soren Hermansson)と、彼の属するノルウェー音楽審議会NOMUS委嘱による作品です。

いずれも聴いていてワクワクする流れがあり とっても良い感じですね。^^v


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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