ブニアティシヴィリの「マザーランド」のライヴ:NHK「森の中のピアノ・コンサート」

8月18日(月)のNHKプレミアム・シアターで『カティア・ブニアティシヴィリ 森の中のピアノ・コンサート』が放送されました。殆どが今年発売になったKhatia Buniatishvili / Motherland からになり、将にMotherland LIVE! ですね。CDマザーランドの印象がやや掴みどころが無かっただけに、楽しみでした。

KhatiaBuniatishvili-MotherlandLIVE2013.jpg
森の中に作られた小ステージ?は、ピアノ置き用のプレートにピアノだけ。デビューアルバム Franz Liszt のジャケットと似た感じになってるのかな? オーディエンスは50〜60人の少人数。

始めにブニアティシヴィリの語りが入っていて、全体の楽曲を母に捧げるとの始めの言葉「母の歩んで来た道そのもの、私の人生」が印象的です。これが Motherland の意味だったのでしょう。特に前半の個々の曲には、母親との思い出が語られています。
CD収録曲の演奏は概ね同じで、静音パートをよりpに、そしてエモーショナルな演奏でした。

ちなみに■印がCD未収録曲になります。*印は連弾で、お姉さんのグヴァンツァ・ブニアティシヴィリが低音サイドに入っていました。スラブ舞曲はCDでもそうでしたね。グヴァンツァは、髪型が違うもののとても良く似ていていますね。カティアほど、エロティックではありませんが。(笑)

<曲 目>
1. カンタータ BWV.208「狩りだけが私の喜び」から 「羊は安らかに草をはみ」(バッハ)
2. 四季 作品37bから 「10月 秋の歌」(チャイコフスキー)
3. ■スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31(ショパン)
4. ベルガマスク組曲から 第3曲「月の光」(ドビュッシー)
5. ラナ・ゴゴベリーゼによる映画から 「アーモンドの花咲くとき」(ギヤ・カンチェリ)
6. 間奏曲 変ロ短調 作品117-2(ブラームス)
7. ■ラ・ヴァルス(ラヴェル)
8. 練習曲 嬰ハ短調 作品2-1(スクリャービン)
9. 練習曲 嬰ハ短調 作品25-7(ショパン)
10. *スラブ舞曲 ホ短調 作品72-2(ドボルザーク)
11. ■*ハンガリー舞曲 第1番 ト短調(ブラームス)
12. ■「ペトルーシカ」から 3つの楽章(ストラヴィンスキー)
・ロシアの踊り
・ペトルーシカの部屋
・謝肉祭の日
13. あなたは私を愛していないの?(グルジア民謡/カティア・ブニアティシヴィリ 編曲)
14. ハープシコード組曲 第2巻 HWV.434から 第4曲「メヌエット」(ヘンデル 作曲/ウィルヘルム・ケンプ 編曲)
15. ■*リベルタンゴ(ピアソラ)

実はCDとの一番の違いは、未収録「ラ・ヴァルス」と「ペトルーシカ」の二曲でしょう。それ以外は、CDで感じたものを越える事はありませんでした。

ラ・ヴァルスは、かなりアブストラクトな解釈で本来持つ主題の美しい躍動感は薄れて、打鍵の強さとffパートの激しさが特徴的でしたね。「好きな曲ではないが、母のために練習した」という話が印象的でした。
ペトルーシカは、「17歳の時にテミルカーノフの指揮で演奏した。今でもオーケストラの演奏が響いている」との事。ラ・ヴァルスの展開に より生き生きとした躍動感を前半に交え、自由度の高い演奏になっていました。
この2曲をCDに入れると、ギャップが大きく叙情的な構成が崩れるからだったのでしょう。CDでは「あなたは私を愛していないの?」でも少々浮いた感じがしたくらいですから。でも、コンサートなら是非入れたいですね。
最後の「リベルタンゴ(ピアソラ)」は即興の短い連弾でした。アンコールに使う事が多いそうです。まさにそんな曲でしたね。

収録は、2013年7月 ザクロヴァー・ヴァルト(ドイツ/ブランデンブルク州)になり、マザーランドの録音2013年4月の後と言う事になりますね。
この構成でのライヴの可能性もあるかもしれないと、思いました。



テーマ : クラシック
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