トマス・マルコの Sinfonia No. 5・ Sinfonia No. 4 を聴く

マドリッド生まれスペインの現代音楽家 Tomás Marco Aragón(1942/9/12 - ) の作品は以前にも紹介していますね。
マルコのスタイルは、かのダルムシュタット夏季現代音楽講習会(Darmstadt International Summer Courses for New Music)を元にする the Darmstadt School をベースにしています。と言うと現代音楽全体になってしまいますね。実際一番感じるのはシュトックハウゼンの影響に思えます。
ダルムシュタット夏季現代音楽講習会は1974年から活動を開始して、現在でも2年に一度 偶数年に開催されています。セリエルは固より、アメリカ実験音楽(個人的には苦手です)、管理された偶然性、エレクトロニクス、と言ったおおよその現代音楽の流れの中心的存在と言っても良いですよね。

◇Symphony No. 5 ('Modelos de Universo') は7楽章形式です。入りは、一瞬"ツゥアラツストラ..."を思い起こさせる調性感が強い展開、第2楽章は一転して無調。第3楽章はミニマル的な要素を感じます。そして第4楽章は無調の弦楽が支配する緩徐楽章。第5楽章ではピッチカートからのアップテンポ。第6楽章は打楽器主体。最終第7楽章は弦楽でミニマル要素の展開で、第一楽章に回帰する。といった風に展開を次々と変化させて行きます。変化に富んでいると言えば、そうですが全体としては統一感が薄い様な...
面白いといえば、面白いです。が。

◇Symphony No. 4 ('Espacio quebrado') は4楽章になります。ミニマル傾向の強い第1楽章から緩徐的弦楽主体の第2楽章...とこれまた楽章毎の変化の強い交響曲になります。最終楽章はSymphony No. 5の"ツゥアラツストラ風"に繋がる様な展開です。調性と無調の組合せもマルコの特徴ですし、そう言う事かもしれませんね。

いくつかのパターンが組み合わさり目先が変わって飽きはこないのですが、それで?、って言う感じでしょうか。
えっ?気楽に聴ける現代音楽!これかっw

Tomas-Marco

なかなか入手が難しい様ですが、米amazon や HMV(上写真) なら見つかるみたいですね。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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