アバドの Bruckner Symphony No.9 最後の姿を聴く

本年(2014)1月20日逝去した Claudio Abbado 最後の正規録音。やっと発売になった、手兵 Lucerne Festival Orchestra との最後の共演になる演奏が届きました。
Lucerne Restival の 2013年8月26日の演奏ですね。
(ルツェルン・フェスティバル開催中の21-26日のコンバインドかもしれませんが)
実は23日の演奏が非正規盤で既に出ているのですが、あまり良くなかったので心配していました。

でも、この演奏は録音とともに良いですね。ブルックナーの交響曲第9番は自分の中で、交響曲としては一番好きです。コンサートで溢れる音に委ねる時に伝わって来るものが、良い演奏では感動的です。

ここでは過度の重厚さを控えたアバドらしい正攻法のブル9が感じられます。第一楽章、管楽器は美しい厚みを見せ、インテンポで揺らぎの少ない演奏です。第二楽章のスケルツォはやや力を入れて。ヴァントは指揮の最中にステップを踏む様にタクトを振りましたが、ここではより冷静です。第三楽章も、見晴らしの良い美しさを感じますね。この楽章にアバドらしさを一番感じます。

ブルックナーの九番として、全ての思い入れを排除せずに自分の中では忘れる事のない一枚になるでしょう。クールで澄んだブル9、もちろん好きな一枚です。
重厚さ第一の現在の流れに一石を投じた作品と言って良いと思います。

この演奏を昨年10月のライヴで聞く事が出来なくなったのは、本当に残念でなりません。東京でのコンサートの予定は、もう一曲:シューベルトの未完成でした。ヴァント最後の日本公演と同じでしたね。

ジャケット写真の笑顔が嬉しいですね。意図してのモノクロと思います。
再度になりますが、アバド氏の冥福をお祈りします。



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