バヴゼのピノアで聴く Ravel, Debussy のコンチェルト & Massenet の素晴らしさ

kokotonPAPAの好きなピアニストの一人、フランスのバヴゼ(Jean-Efflam Bavouzet)が弾くフランス人作曲家三人のピアノ曲です。ラヴェルとドビュッシーを弾かせたら、現在最高のピアニストの一人だと思いますね。指揮もフランス人のトルトゥリエ(Yan Pascal Tortelier)で、同じくフランス人作曲家の作品を得意としていますから悪いはずが無いですね。

◇ドビュッシー(Claude Debussy)の Fantaisie for Piano and Orchestra は、初期の作品で本人が差し止めていた作品で死後初演されていますね。ドビュッシーらしさに華やかさのある曲です。バヴゼのピアノも第一楽章では煌びやかに弾かれ、オケ(BBC SO)も負けずに明るさを色添えています。緩徐楽章では実にエモーショナルな響きで、これこそがバヴゼの最高のタッチと思いますが、幽玄さを最大限表しています。オケの色合いも良い感じです。第三楽章でも緩急の入れ替わりの良さが気持ちよいです。
重すぎず軽過ぎないのがドビュッシーらしさを感じさせてくれますね。

◇ラヴェル(Maurice Ravel)のConcerto in G for Piano and Orchestra は、中東風の主題が特徴的な協奏曲で、スピード感溢れる第一楽章の細かい音列を明確かつ柔らかいタッチで弾いています。この辺りがバヴゼのピアノの素晴らさだと感じますね。続く緩徐楽章のタッチの良さは言わずもがなです。特に後半のオーボエとの二重奏は最高ですね。第三楽章Prestoでもスピード感溢れるオケとの掛合いは素晴らしいです。両者の持つ洒脱さは実にマッチしています。
◇ラヴェルのConcerto for the Left Hand for Piano and Orchestra (左手の為のピアノ協奏曲)は、右手を戦争で失ったウィトゲンシュタインの為に書かれた作品ですね。ちなみにラヴェルのピアノ協奏曲は、この二曲になります。17分ほどの曲の中にラヴェルらしい動機がいくつも盛り込まれて楽しい仕上がりと、それに見合う素晴らしい演奏になっていますね。

◇マスネ(Jules Emile Frédéric Massenet) は、5分以下の小曲もしくは一部を並べています。全てピアノソロになりますね。バヴゼのピアノは叙情的な楽曲をクールなタッチで表現する事に特に素晴らしさを感じますが、ここでも透明感の高い品位のある演奏をみせてくれますね。完全に好みの問題になるわけですが。(笑)

オケはBBCプロムスでお馴染みBBC SOです。トルトゥリエはBBC POの首席指揮者を務めた事がある様に、活躍の拠点が英国ですから手の内でしょうね。

お薦めの一枚です。持っていて悪くありません。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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