HJリムで聴く ラヴェルとスクリャービン

HJ.LIMというとyoutubeの件やYAMAHAのピアノ、ベートーベンのソナタに関して話題が尽きませんが、それは書くつもりはありませんね。これも昨年発売で買ったままでしたし。
RavelとScriabinなのですが、それを順番を交互に入れているのも面白いです。

◇ラヴェルの「高雅で感傷的なワルツ」はもちろん大好きな曲です。しかし、かなり個性的な演奏に感じますね。拍子というかアゴーギクというか、かなり揺れを感じさせる演奏です。独特な間ですね。技巧的側面を強く感じて面白ですが、この曲の持つダイナミックさが欠ける様な気もします。
◇スクリャービンの「ピアノ・ソナタNos. 4 & 5」。ここで第4番と第5番をもってくるのは嬉しいです。両方とも調整符号はあるのですが、この先の無調の世界との境界にある作品です。とは言え、ピアノ・ソナタ 第4番も調性からの脱却の狙いを感じる楽曲です。ここでも独特の間を感じます。フワッと浮遊してスッと抜く様な...
第5番は調性から逃れる楽曲の揺れと、リムのアゴーギクがマッチしていますね。この曲らしい調性感を残しながらの開放感、その中に感じられる深みがより伝わる感じです。ディナーミクが切れ味を出していますね。kokotonPAPAは、ピアノソナタではNos.5, 9, 10が好きなのですが、これは悪くありません。
◇ラヴェルの「ソナチネ」は、本来緩やかな美しい流れの楽曲なのですが、リムにかかるとそうは行きません。入りから速く、独特の揺らぎです。穏やかさよりも不安定、美しさよりも切れ味といった方向です。今まで聴いた事が無いくらい個性的なソナチネです。
◇スクリャービン「ワルツ」はOp.38の方のwaltzになります。ここでは優雅に出ますね。揺さぶりは例によってですが、それほどでもありません。かえってこのくらいの方があっている感じもします。
◇スクリャービン「二つの詩」ではOp.32を弾いています。微妙な調性の静的透明感のNo.1、跳ねるNo.2という曲なのですが、良い感じですね。メリハリがあり、その中に躍動感を感じられます。
スクリャービンはかなり良い感じです。ピアノ曲集が出れば購入したいですね。
◇ラヴェル「ラ・ヴァルス」これも主題を薄く弾きます。飛び跳ね 渦巻く中に主題が見え隠れするような展開です。独特の拍子のとりかたで調性が薄い楽曲の様に感じてしまいます。ここまでくると、「ラ・ヴァルス HJリム編」かもしれませんね。

とにかく個性的、特にラヴェルは、です。それを『なんでもあり』とみるか『可能性』とみるか。昨年のコンサートはスルーしているので、一度味わって見ないといけませんね。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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