ブルーノ・マデルナのオーボエ協奏曲を聴く

指揮者としての顔も持つイタリアの現代音楽家、ブルーノ・マデルナ(Burno Maderna, 1920/4/21 - 1973/11/13) の The Oboe Concertos No.1, No.2 and No.3 です。マデルナらしい無調のオーボエ協奏曲ですね。
オーボエは名手ハインツ・ホリガー(Heinz Holliger, 1939/5/21 - )で、これまた指揮者にして現代音楽家です。

第一番は1962年に室内楽とテープの為に書かれて、その翌年にテープ部分を排除してマデルナ自身の指揮で演奏されています。無調ですが、拍子の違和感は無く、オーボエの技巧が冴え渡ります。時折管楽器がインパクト的に展開されますが、基本の流れは緩やかです。

第二番は1967年にWDR(西部ドイツ放送協会)の委託で書かれています。オーボエが全面的に出ているのは第一番と同じですが、より単純化されて音数も減り、研ぎすまされた表現になります。処々にあったインパクト的な音列の挿入はなくなり、かわりに途中で無拍子的な展開の山場が現れたりして、聞き手のインスピレーションを刺激する様な展開です。
本CDの演奏もWDR所属のケルン放送交響楽団になります。

第三番はマデルナの最後の作品になります。オランダ放送の委託作品で、1973年のオランダ・フェスティバルでマデルナが指揮をとっています。前ニ曲とは違い、打楽器を含む大編成オケの演奏から入り、その後オーボエのカデンツァがいきなり現れます。オーボエは単音の明瞭な音を並べていきます。その後もカデンツァと協奏の組み立てになりますが、旋律らしきものが見えたり、オーボエ同士の対位法の様な展開もあって作風の変化が明確です。

指揮はガリー・ベルティニです!
いずれにしても、管楽器の協奏曲は現代音楽らしさが楽しめていいですね。





テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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