リンドベルイの The Winter Trombone を聴く

トロンボーン奏者としての クリスティアン・リンドベルイ(Christian Lindberg, 1958/2/15 - ) のCDです。とにかく超絶技巧と深い音色のトロンボーンを楽しめます。リンドベルイは指揮者、現代音楽の作曲家としても興味深いですね。

一曲目はビバルディの四季から"冬"です。楽曲的にはまず聴かないのですが、とにかくお馴染みの楽曲のバイオリンパートを超絶トロンボーンで走り回ります。凄いです。知っている曲だけに驚異、トロンボーンの可能性が見えて楽しいですね。インパクトを一曲目に持って来た典型です。
表題の「冬の日のトロンボーン」はこの曲から来ているのでしょう。

二曲目はミヨーの"トロンボーンと弦楽の為の協奏曲"で、楽曲が素晴らしい事と相俟って楽しいです。転調マジックのミヨー弦楽と唯一の管楽器としてソロのトロンボーン。技巧を見せつけるよりも美しい音色と旋律で、ミヨーの楽曲らしさを感じさせてくれます。

三曲目はラーションの"トロンボーンと弦楽の為の協奏曲"で、現代音楽としては旋律も明確で調性感もあるので聴き易いです。前曲と比べてトロンボーンの出番が多く、奥行きのある音を楽しめます。両極ともに調性の中にあっても、自由度の広い和声を使っていてリンドベルイの指向と合致している感じですね。素晴らしいです。

四曲目はテーレマンの"協奏曲"です。古すぎて知見の少ない作曲家ですが、やたらと各楽器の協奏曲を作っています。これはオーボエの協奏曲をトロンボーンで再現している様ですね。
この曲についてはノーコメントですねw ただのバロックです。

そして五曲目がスウェーデンのピアニスト ローランド・ペンティネン(Roland Peter Pöntinen, 1963/5/4 - ) の楽曲 "Blue Winter for trombone and strings" (1987) です。調性感の薄い現代的楽曲で、北欧らしさを感じる素晴らしさです。ここでは展開の素早いリンドベルイの演奏を楽しめます。楽曲も深みがあって素晴らしいです。
私もペンティネンの楽曲はこのCDで初めて聴きました。
四曲目を排して、ペンティネンの楽曲をもう一曲入れて欲しかったですね。

以前も Dedicated to Christian Lindberg を紹介しましたが、このトロンボーンは本当に楽しめます。お薦めですね。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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