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Josef Matthias Hauer の Violin Concerto, Apokalyptische & Romantische Phantasie を聴く

ヨーゼフ・マティアス・ハウアー(Josef Matthias Hauer, 1883/3/19 - 1959/9/22)と言えば、同じオーストリアのシェーンベルクよりも先に十二音技法を確立したとして有名ですかね。いずれ罵りあいになるのですが...
以前も紹介していますね。このCDは Symphonic Works と題されて初期から後期に渡る楽曲が並んでいるので楽しめます。

一曲目の管弦楽曲「黙示録幻想曲」(Apokalyptische Phantasie)Op.5 は1913年の初期の作品です。音数の少ない暗い展開で調性から大きく外れる事はありません。
二曲目の管弦楽曲「ロマンティック幻想曲」(Romantische Phantasie)Op.37は1925年の作品でハウアーの最盛期の作品になります。曲調は一曲目と似て、低音を重視したスローで暗いテーマをベースに展開し、調性感は薄く良い展開です。この二曲はペッテションをスマートにした感じとでも言うと良いでしょうか。この年代の楽曲は十二音技法である「44のトローペの理論」を元にしていると言われています。
三曲目の管弦楽曲「組曲第7番」(VII. Suite)Op.48 は初演を、あのシェルヘンが指揮していますね。1926年の作で5つの小曲です。トローペの感が強い無調の作品です。この順番で聴いてくると変化がとても良くわかります。曲調は単純化し、一定の拍子で展開されています。そう言う意味ではミニマル的な感じですね。
四曲目は三楽章のヴァイオリン協奏曲(Violinkonzert)Op.54です。無調ですが旋律は存在しているので聴き易いです。三曲目の延長にある楽風ですね。Thomas Christianのvnも細く鋭い音色で好きなパターンです。
五曲目は1957年作の晩年の作品「管弦楽の為の12音の戯れ」(Zwölftonspiele für Orchester)の二曲で、作品番号はありませんが、オペラ「黒い蜘蛛」と並ぶ代表作ですね。

お気に入りの一枚です。




テーマ : 現代音楽
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。





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