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Lars-Erik Larsson の Förklädd Gud, Symphony No.3 を聴く

スウェーデンの現代音楽家 ラーシュ=エリク・ラーション(Lars-Erik Larsson、1908/5/15 - 1986/12/27) の代表作 偽りの神 Op.24 と 交響曲第3番ハ短調 Op.34 のカップリングです。

ラーション(ラルソン、ラーソン、等々)はスタイルが多様です。まさに多様式と言っていいでしょうね。後期ロマン派、無調(十二音技法:ベルクに師事しています)、新古典派、といった具合です。

カンタータ、偽りの神 Op.24(Förklädd Gud)は、ヤルマル・グッルベリ(Hjalmar Gullberg) の詩 God in Deguise を元に二人の共作になります。作曲され、詩に追記がなされたのは1940年、大戦最中になります。
暴力(戦争)の拒絶を歌った内容で9つの話で、羊飼いの神アポロを牧歌的な世界で描きながら、その中に戦時中のスウェーデンの非同盟中立の立場を綴っています。
楽曲は新古典派的な流れに、ただのカンタータではなく朗唱(recitation)が各章の間に挟まれます。歌詞は英語版が付いていますがやや難解です。しかし、この詩の内容と作曲当時の大戦の問題を理解しないと曲は意味が無いかもしれません。

交響曲第3番Op.34は四楽章形式で1945年に書かれています。新古典派的作品で調性の音楽です。
北欧らしさを感じる楽曲ですね。第一楽章は勇壮、第二楽章は緩徐楽章で後期ロマン派風です。第三楽章はハイテンポで叙情的に展開し、第四楽章は重厚で処々にプロコフィエフの感があります。
けっこういける感じです。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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