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Kalevi Aho の Contrabasson・Tuba Concertos を聴く

大好き フィンランドの現代音楽家カレヴィ・アホ(Kalevi Aho, 1949/3/9 - )のレア管楽器の協奏曲で、チューバ協奏曲とコントラバスーン(コントラファゴット)協奏曲です。

この手の楽曲こそ現代音楽の醍醐味ですね。特にアホの様に交響曲にも独奏楽器を取り入れる作曲家なら尚更です。そして作曲は21世紀に入ってからですから、アホ特有の多様式の完成形になります。緊張感の溢れる素晴らしい楽曲です。

一曲目はチューバで、2000-01年の作曲になります。古典的な調性から逃れて、かつ明確な旋律が存在する素晴らしい楽曲です。その中をフルタイムのチューバ演奏者オイスタイン・ボーズヴィーク(Øystein Baadsvik)が陰的に、そして技巧を見せつけながら流れを作ります。三楽章形式で、特に第二楽章ではテクニックを披露しますね。オケの管楽器パートも緊張感のある演奏です。三楽章では神秘的な展開を見せてくれます。

二曲目はコントラバスーン奏者ルイス・リプニック(Lewis Lipnick)の依頼に寄る、2004-05年の作品です。リプニックがアホの交響曲第9番でクリスティアン・リンドベルイのトロンボーンとオケの演奏を聴いて思い立ったそうです。(リンドベルイは以前も紹介しています)
のっけからリプニックの暗闇の世界の様な、そして独特なコントラバスーンの音色が冴えます。流れは徐々に迫力を増して行きます。この第一楽章は不安を感じさせる様な展開の中、実にバリエーション豊かです。この楽章だけで独立しても良いのではないかと思うくらいです。第二第はより協奏曲らしく、三楽章は幽玄さを押し出した展開です。

特に二曲目の完成度は高く、悪いわけがないお薦めの一枚です。



テーマ : 現代音楽
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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