アルネスの Symphony No.1 & No.2 を聴く

ノルウェーの後期ロマン派の音楽家アイヴィン・アルネス(Eyvind Alnæs, 1872/4/29 – 1932/12/24)は交響曲を二つ作っています。
Alnaesの その二作を聴いてみます。両方とも四楽章形式です。

交響曲第一番の第一楽章からコテコテの後期ロマン派楽風全開です。マーラーより一回り若いのですが、時代が逆行している様な展開です。第二楽章はAdagioですが、やや教会音楽的な面が顔を出します。これはアルネスの音楽的なものがベースになっているかもしれません。
第三楽章は演舞の様な様相も見せるのですが、コーダも含めてやや重いです。ここで少し展開を見せてくれると嬉しいのですが。第四楽章が一番良く出来ている感じで、緩急の出し入れ良くマーチ風のパートもあり、コーダは派手に締めます。いずれ習作的で古臭さを感じてしまいます。

交響曲第二番の第一楽章は入りから第一番よりも広がりのある展開の良さが感じられますね。明らかにワルツをベースとしたAllegroですが、なんとなくチャイコフスキーを感じます。
第二楽章は管楽器でシンプルに入り、微妙な調性感やエレジーっぽさを一部残しながらの緩徐楽章です。第三楽章は軽快なAllegroになります。楽章毎にかなり明快な変化を付けていますね。第三楽章を短く設定しているのは第一番と同じですね。最終第四楽章は独特な楽風で、北欧らしい民族音楽ベースで自然の広がりを感じますね。北欧の作曲家らしいここが一番いいですね。テンポの良い展開で切れ味もあり最終楽章としてもコンサート向きです。
最終楽章の楽風をベースにしてくれると楽しいでしょうね。

ミケルセン(Terje Mikkelsen)指揮、ラトヴィア国立交響楽団(Latvian National Symphony Orchestra)による演奏です。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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