トゥーッカネンの交響曲第3番"The Sea"を聴く

トゥーッカネン(Kalervo Tuukkanen, 1909/10/14 – 1979/7/12)は、フィンランドの現代音楽家ですね。マデトーヤ(Leevi Antti Madetoja, 1887/2/17 - 1947/10/6)に師事しています。マデトーヤはシベリウスに習っていますので、直系と言う事になるでしょうか。
曲風は調性の中に合って、北欧らしい風景感を感じさせます。所謂(いわゆる)現代音楽、調性の無い、ではないですね。

Symphony No.3 Op.36 (1952)はソプラノとテノール、混声合唱団が入る、代表作の一つになります。完全に旧来の調性の楽曲ですね。
サブタイトルに"The Sea"とあり、詩はトゥーッカネンによります。
第一楽章は混声合唱を主体に、冬季オリンピックの開会式のショーで使われる様な....といった感じです。第二楽章は間奏曲で、短い管弦楽曲になります。第三楽章も同様な展開で、中にヴォカリーズが入ります。流れはそのまま第四楽章へ繋がって雄大にコーダを迎えます。
声楽は主張をせず、広がりを感じさせてくれます。北欧らしい、です。ちなみに、各楽章間はアタッカでつながっていますね。

Volin concerto No.2 Op.45 (1955) は、調性の中に合って将に北欧風。処々で中華音階が現れるのも面白いです。ヤッコ・クーシスト(Jaakko Kuusisto, 1974 - )のヴァイオリンは細く切れる音を奏でてくれます。この曲らしい冷たい空気を感じさせてくれますね。
クーシストはフィンランドのヴァイオリニストで弟のペッカ(Pekka Kuusisto, 1976 - )も同じヴァイオリニストです。もう一つ言うと、父イルッカ・クーシスト(Ilkka Kuusisto, 1933 - ) は作曲家ですね。

お馴染み ラシライネン指揮で、ユバスキュラ交響楽団の演奏になります。
この年代の北欧のクラシックは調性が薄いのが多いですが、それが苦手な方にはとてもお薦めですね。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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