問題の? ペッテション交響曲第1番 を今更に聴く

数年前に発売された その「Allan Pettersson・Symphonies Nos 1 & 2 (BIS)」、買ったままでしたが この新年に聴く事にしました。ペッテションの交響曲は、5番以降がペッテションの世界ですが、4番までは所謂無調の現代音楽の範疇ですね。

アラン・ペッテション(Gustav Allan Pettersson, 1911/9/19 - 1980/6/20) は度々紹介していますが、この第1番は本人が未完のまま終わらせたものを、リンドベルイ(Christian Lindberg, 1958/2/15 - ) が補追完成させて指揮を担当したものになります。リンドベルイについては先日 本職のトロンボーンで紹介しましたね。

その Symphony No.1 は、一楽章形式です。 無調の現代音楽とは言え調性はやや薄い程度で旋律は残ります。全体を支配する陰重感はこの時点から既に明確です。管楽器を主体に展開されており、それと薄い調性が相まってこの気配を作り出していますが、展開が弱い感じがします。弦楽主体パートでは、やや退屈に感じます。
5番以降の独特な世界を知っていると 今ひとつ かもしれませんが、そう言う意味では第1番は習作でもあり、他人の介在があってもあまり気にする必要は無いのかもしれません。聴けて良かったです。

Symophony No.2 は47分の一楽章交響曲です。この時点でかなり強烈ですね。1番に比べると展開が明確に変化して来ます。陰鬱で薄い音を効果的に使って より暗さを際立たせ、完成度がずいぶん違います。しつこいほどの陰鬱重厚的な現代音楽です。中盤以降に緩徐楽章的な流れが現れますが、陰的フラットさです。一瞬の雲の切れ目とするなら変化が欲しかったと思いますが。

ジャケット写真、右がペッテションで左がリンドベルイですね。BISレーベルはリンドベルイとセーゲルスタムで、ペッテションの作品を出しています。CPOレーベルと並んで聴けるのは嬉しい事です。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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