トロンボーンと言えばリンドベルイ、 Dedicated to Christian Lindberg を聴く

現代最高のトロンボーニスト、スウェーデンのクリスティアン・リンドベルイ(Christian Lindberg, 1958/2/15 - ) はBISレーベルから数多くCDを出しています。現代音楽への傾倒が強く、このアルバムでも名だたる現代音楽家の楽曲が並びます。
現在では指揮者としても活躍していて、それもBISからもリリースされていますね。

Soloはberioがインターナショナル・トロンボーン協会、他の依頼で1999年に書いた作品です。無調で、全面的にトロンボーンがリードする協奏曲です。強烈なテクニカルと表現力を発揮します。無調の音楽にこれほどトロンボーンがマッチするとは思いませんでした。

TroorkhはXenakisによる楽曲で、昇下降音列や、喋るような音列が続き、スライド特有の無段階の音変化、極端なグリッサンド、を特徴的に使っています。その他にもテクニックを要求されますが、軽々と自然にこなしますね。berioのSoloに比べるとグリッサンドの使い方が強い感じです。
クセナキスが1991年に書いた、最後のソロ楽器とオーケストラの楽曲です。

Yet Another Set To は Turnage の楽曲で、2005年3月19日にリンドベルイがLSOとロイヤル フェスティバル ホールで初演しています。三つのパートに分かれていて、明確な変化を楽しめます。
パート1 は、ジャズ風の展開も感じ、極端にトロンボーンらしさを強調するのも控えたリズミカルな楽曲です。
パート2 ではミュートを使ったエモーショナルな展開で、やや調性が薄い幽玄な流れになります。
パート3 は、ソロでテクニックをみせます。トロンボーン前面のコンチェルト風ですね。

使用しているトロンボーンはConn 88H-CLのChristian Lindbergモデルです。とても楽しい現代音楽の一枚ですね。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kokotonPAPA

Author:kokotonPAPA


ものずき、おっさん じいさん、わがままきまま、すきほうだい、しななきゃなおらない.

 kokotonPAPAのブログ  ホームページtop  メールtop



1.このblogで言う現代音楽
2.マーラー交響曲第5番 160CD
 (名盤・珍盤 聴き比べ)

カテゴリ
個人的お奨め度*
★   こんなもん?
★★  悪くないね
★★★ 最高です!
☆   +0.5
お友達ブログ
kokotonPAPAカウンター
unique-access