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ベラ・バルトーク「青ひげ公の城」ブーレーズ/シカゴ響 と インバル/フランクフルト放送響で聴き比べ


現代音楽のオペラとしては前衛的な展開も少なく、とても聴き易いバルトーク(Bartók Béla, 1881/3/25 - 1945/9/26)の「青ひげ公の城(Bluebeard's Castle)」。今回は今月20日のインバル/都響の演奏会を前に予習で聴いてみました。

ストーリーは、青ひげ公と新たに花嫁となるユディットの二人のやり取りです。城には7つの扉があり、それぞれ「拷問部屋」「武器庫」「宝物庫」「秘密の庭園」「領土」「涙の湖」そして最後は妻達の部屋、ユディットは真夜中の妻として封じ込められるという話です。
この楽曲を演奏会形式で聴くならば、対訳などでストーリーを理解しておくのは必要ですね。






ブーレーズ / シカゴ響】(1993年)

 唯一所有していたブーレーズの「青ひげ」です。全体的に情感的なメリハリと、ストーリー性が高いので聴き易いですね。これを聴いて来たので、そう感じるのかもしれませんがw
吟遊詩人の口上から激情的で、ラースロー・ポルガールの"青ひげ"は若々しく情熱と冷静さを表現します。ジェシー・ノーマンのユディットは落ち着いたメゾソプラノ風で、感情豊な歌いです。ジェシー・ノーマンですから強いですけどねw
演奏はディナーミクが強めで、主導的に情景作りされて行きます。その辺も聴き易いと感じる要因のでしょう。ただ、この曲としては明るさが強すぎるかもしれません。






インバル / フランクフルト放送響】(1992年)

 今回のコンサートの為に購入しました。全体的に鬱の官能の「青ひげ」です。
吟遊詩人の口上はクール、ファルク・シュトルックマンの"青ひげ"も落ち着いてサイコパス的です。カタリン・センドレニのユディットは神経質なソプラノですが、感情移入は強くありませんね。
演奏は添う様に、全体を暗く鬱にコントロールしている感じです。このストーリーが持つ異常性はこちらの方がフィットしているかもしれません。



さて、21年を過ぎた今回のインバルはどの様な演奏を見せてくれるのでしょうか。





テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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