リードホルムの Greetings from an Old World 他を聴く

スウェーデンの現代音楽家イングヴァル・リードホルム(Ingvar Natanael Lidholm, 1921/2/24 - )の管弦楽曲集です。ブロムダール(Karl-Birger Blomdahl)の月曜の会に所属していました。スタイルは無調・セリエルですが、初期作品はストラヴィンスキーやヒンデミットの影響があると言われています。ちなみにカール=ビリエル・ブロムダールはここでも何回か紹介していますが、kokotonPAPAの好きな作曲家の一人ですね。
無調・十二音技法と言っても実験的な音楽ではなく、あくまで技法であり曲調の広がりにつながっていると感じます。

 Greetings from an Old World (1976年) は中期の作品で、調性はありません。でも旋律は残り、流れを感じられる作品ですね。出番は薄いですがチェロがフィーチャーされていて、カデンツァ的な扱いが引き立ちます。ここでも異常な音を並べる訳ではなく、チェロソロのイメージです。
 Toccata e Canto (1944) は初期作品です。Toccata はストラヴィンスキーのバレエ音楽に近いですね。調性感を少しだけ削るとこの曲になるといった風でしょうか。楽しい一曲です。2曲目 Cantoは、調性が残る弦楽曲で北欧の風景を感じさせてくれます。と言っても行った事は無いので個人的なイメージですが...(汗) とても美しい一曲ですね。
 Kontakion (1978) が代表作の一つでしょう。Greeting from....と同年代の作品で作風は近いですが、弦楽器の展開がスリリングです。中盤は管と打、そして後半ではフルオケの展開になり、全てに緊張感があります。コンサートで聴きたいですね。
 1954年の作品 Ritornell で無調・十二音技法の展開が明確になっています。大編成オケによる初めての作品にもなります。その後のリドホルムの音楽の流れがこの辺りで出来上がったのでしょうね。

ロジェストヴェンスキー指揮 ロイヤル・ストックホルムSOの演奏は素晴らしいです。代表作のPoesis (1963) が収録されてはいませんが、それはまた今度。





テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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