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マクミランの Symphony No.3 'silence', Confession of Isobel Gowdie を聴く

スコットランドの現代音楽家ジェームズ・マクミラン(James MacMillan, (1959/6/16 - ) は、作曲を Rita McAllister, John Casken に師事した現在イギリスを代表する作曲家、指揮者です。敬虔なカトリック教徒で、宗教曲も多数書いているのは昨日書いたばかりですね。

Confession of Isobel Gowdie は Bill Colleran に献呈された無調の管弦楽曲です。中盤に繰り広げられる弦・管・打 による展開は最高にスリリングです。もちろん調性は無いのですが、旋律は確保されて楽曲に明確な流れが存在しています。多様性、現在多く使われている発展性のある自由な調性、の音楽でしょうね。広がり感は素晴らしいものがあります。
二曲目のSymphony No.3 'silence' は、遠藤周作の「沈黙」を元に(memoriam)にした交響曲で、マクミランがN響と共演した時からすでに印象が出来ていたそうです。出だしから和楽をイメージさせる和声を使ってきます。このモードですから西洋音楽に慣れた耳にはかなりの不協和音の旋律に感じるでしょうね。全体を支配する和声は10分には消えて、部分的な旋律になります。20分からはマクミランらしい打楽器を積極的に生かしたポリフォニーな音の渦が現れますね。そして終盤に向けて再び極東的和声(とあります)が展開され、和楽で静かに終わります。マクミランは禅の瞑想"無"をイメージしたようですが、そこを読まなくても楽曲は素晴らしいです。ちなみにこれが世界初録音盤になります。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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