ダニエル・ベルツの Sinfonia No.1 他を聴く

スウェーデンの現代音楽家 Daniel Börtz (1943/8/8 - ) は Hilding Rosenberg, Karl-Birger Blomdahl それに Ingvar Lidholmに作曲を師事していますね。お馴染みの顔ぶれです。この時点で無調である事が既に明確です。オペラが有名な様ですが。
構成は特徴があります。弦楽による静音パート、そして管楽による強調パート、一部に明確な調性を残す。といったパターンですね。

Sinfonia No.1 は極端な静音パートを中心に構成されています。殆ど無音じゃないかと思うほどの虚無なサウンドと時折現れる構造物的管楽の世界です。僅かなエンディングには調性がありE-majorで集束します。
Strindberg Suite も基本は同じです。線の細い薄い音を中心にしています。そして管楽器の構造物的出現です。ピアノのインパクトが印象的です。第三楽章は入りが交響的弦楽曲らしい感じが残され、独特な弦楽の流れが感じられとても面白い展開です。最終楽章はインパクトのある展開で、コーダは調性があります。
Sinfonia No.7 は前半に構造的な音の流れがあります。何か題を付ければ標題音楽になりそうです。でも中盤以降はお馴染みの展開ですね。若干音数は増えて、流れは打音的になるのが残念ですが。こうなると何かの効果音の様に感じてしまいます。
Parodos は制作年が不明ですが、多分この中では一番新しいでしょう。入りからは音の洪水傾向になります。そして打音・パルス的な様相が強く感じます。弦楽だけ聴くとトレモロが圧倒しミニマル要素も感じます。そして短くなった静音パートへ。なんとなく特徴が薄くなった様な...

個人的には初期作品の方が好きかもしれません。冷徹な静音パートは北欧の原野のイメージがありますね。それにしても不思議なのは組曲は4部構成。シンフォニーにしないでシンフォニア(一楽章構成)。なんで交響曲にしないのでしょう。(Symphonyの作品はありません)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、指揮ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー!!です。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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