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バヴゼのピアノでドビュッシー Complete Works for Piano 3 を聴く

実はラヴェルのピアノ曲は好きなのですね。殆ど書いていませんがピアノの全曲集は好きでそれなりにあります。ここ1〜2年の新譜ではアリス・アデールが出色の出来でしょう。中井正子さんは予想通り譜面的で面白くもおかしくもありませんでしたね。その一年前辺りのオズボーンもアデールが出たら記憶が薄れました。そんな中で好きな一人がバヴゼ(Jean-Efflam Bavouzet)です。

ラヴェルは好きだけどドビュッシー(Claude Achille Debussy, 1862/8/22 - 1918/3/25)のピアノ曲は全然聴かないです。一般的にはフランス印象主義?とかで類事項でしょう。でも旧来のドビュッシー弾きピアニストの全音音階(ドレミの次は半音のファではなく全音のファ♯になり、以降全て全音で音階を作る・・・古典西洋音楽の調性から逸脱する・・・インドネシア音階からとも・・・ジャズで言うモード)演奏がとてもつまらない、と言う拒絶感が何故か巣食っています。本来、調性を排する所謂(いわゆる)現代音楽の起点の一つなのですが自分でも不思議です。

ところが何の風の吹き回しかバヴゼで聴いてみました。これがなかなか!
このシンプルな音の並びからこれだけの深さをやっぱり感じさせてくれるんですね。クールにして透明感。変な言い方ですが、ラヴェル的な音の展開を再認識しましたね。と言って他のピアニストに手を伸ばしドビュッシーを聴こうとは思っていません。
第3集には、おおよそ一般的なベルガマスクとアラベスク、夢想や子供の領域が並びます。これでさえkokotonPAPAには新鮮ですからもう驚きです。ここでは第3集を紹介していますが、バヴゼで聴き直してみましょう。と言う事で全5集をすぐに集めちゃいました。(笑) また紹介しますね。
(第1集のプレリュード、第2集の版画 Estampes, ピアノのために Pour le pianoが楽しく、第4集の映像 Imagesや練習曲 12 Étudesもいい感じで、第5集はバレイ音楽です)
これで当面ドビュッシーのピアノ曲はお腹いっぱいです。(爆)



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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