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シマノフスキのSymphonies Nos 3 & 4, Stabat Mater をゲルギエフで聴く

ゲルギエフ(Valery Gergiev) London SOのシマノフスキ(Karol Maciej Szymanowski, 1882/10/6 - 1937/3/29)交響曲シリーズの第2弾ですね。この組合せはもちろん予約購入しかありません。第1弾ではロストの交響曲第1番が目玉でしたが、今回は無調に近いこの作品をどう扱っているでしょう。




第二期を象徴するシマノフスキの代表作でもある交響曲 第3番には副題で「夜の歌」と付いています。この曲は将にシマノフスキらしさが全面に出ています。細いヴァイオリンの音色を始めとする各楽器の繊細な音色、歌曲部分も流れを重視した調性の薄い展開です。歌詞も神秘主義者のジャラール・ウッディーン・ルーミーによるものですね。

ゲルギエフの解釈はピッタリでしょう。この幽玄にして壮麗な展開は約24分の演奏、三楽章形式ですが切れ目は殆どありません、を全く飽きさせません。歌詞は眠りと夜(This Night)の葛藤を描く散文詩です。冷たく妖しさいっぱいの楽曲です。

交響曲第4番「協奏交響曲」は後期の作品らしくタトラ民族音楽の傾倒を感じさせる楽曲です。ピアノ曲で有名なシマノフスキですが、個人的には協奏曲はヴァイオリンの方が全然いいと思います。ピアノを交えた大編成楽団での演奏という風に感じますね。ピアノパートは調性感が薄いですが管弦楽は調性感が残ります。このあたりは後期の作品らしいかもしれません。幽玄さよりもスピード溢れるパワープレイ感が強いですね。好きなシマノフスキらしさかどうかは別にして、面白い楽曲です。

そのうち全交響曲が二枚がセットになってシマノフスキ交響曲全集で出るかもしれません。いずれシマノフスキ ファンにとってこれは必須アイテムになる気がします。


交響曲第3番は、評判の高いアンタル・ドラティ指揮/デトロイト響盤と較べるとどうでしょうか。ドラティは演奏が尖っている感じがします。シャープ、より壮大、教会音楽的雰囲気があります。個人的にはゲルギエフLSO盤の方が好きなシマノフスキらしさ、冷たく細い幽麗さ、がより感じられます。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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