マデルナの Quadrivium / Aura / Biogramma を聴く

イタリアの現代音楽家で指揮者のブルーノ・マデルナ(Burno Maderna, 1920/4/21 - 1973/11/13)。興味のある音楽家ですねぇ。その一つは指揮者の顔の方。実はマーラーを振っていて面白い解釈をしています。それはマーラー9番の聴き較べの方で近々紹介しますね。
このアルバムは後期(晩年)の三作品で、典型的な現代音楽です。無調で明確なメロディーラインは無し、ポリフォニーで混沌の世界です。
Quadrivium は名前の通り、4人のパーカションと4つの管弦楽グループの為の楽曲になりますね。8パートで構成され、前半パートは管弦楽もパーカッション的な音の投げ合いといった風情です。第4パートはその中に弦楽の幽玄さが加わり変化が際立ちます。個人的にはこのパート以降の展開が好きです。続く第5パートのシロフォンの流れから弦楽への移行もその延長線に感じますし、最終の第8パートは第4パートの拡張版の様に展開されていきます。
Auraは管弦楽の為の曲とサブタイトルが付きます。流れはQuadriviumの後半と同じパターンで、弦楽の無調の流れから入ります。そして管弦楽のポリフォニックでスリリング展開に。
BiogrammaはAuraと同じ1972年の作品でマデルナが亡くなる前年に書かれています。交響楽団を大編成にしている様ですが、それらしい音の洪水は感じられません。第3第4パートは十二音技法的展開もあり、三曲の中では一番良い展開です。第5パートではポリフォニックの混沌に回帰します。新しい曲想を感じられ、この先が聴けなくなったのはとても残念です。
指揮はシノーポリですから譜面の読み込みは厳格でしょう。演奏は北ドイツ放送交響楽団です。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。

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