エルンスト・トッホの Die chinesische Flote, Egon und Emilie, Five Pieces, Quartett を聴く

オーストリアの現代音楽家トッホ(Ernst Toch, 1887/12/7 - 1964/10/1)はナチス政権時に米国に移住して、より個性的な作品を生み出している。ナチス絡みなので退廃音楽家と見なされる事もありますね。
一曲目の「中国の笛」は初期の代表曲で、フルートの陰な音程とソプラノの組合せ。詩はHans Bethgeによるもので、Mahlerの「大地の歌」と同じ。歌はシュワルツコップにも師事しているMaria Karbがソプラノに入って、詩は花や風の自然と笛と自分の気持ちの揺れを相対的に表現されます。曲は初期作品らしく調性があり、陰な感じが東洋的な響きを感じさせています。ジャケットはこの曲のイメージでしょうね。
「管楽器と打楽器のための5 つの小品」は Op.83と晩年の作品で十二音技法の洒脱な楽曲。構えたギラギラしたところが無いので聴き易いかな。
「エゴンとエミール」はshort stage pieceとあるソプラノ小歌曲。エミールのソプラノは然程コロラトゥーラ感がない。ちなみにエゴンはラストに ”もうたくさん!” といった喋りで登場するだけ。(笑) Op.46で中期の作品となり調性は薄いです。(ライナーノーツはOp.29と間違えていますね)
「四重奏曲」は Op.98で亡くなった年の作品で、オーボエ/クラリネット/ファゴット/ヴィオラという変則セット。晩年作らしい軽妙な楽曲で、一楽章は調性感もある。二楽章は各楽器の個性を生かした構成でやや調性感が薄くなり、三楽章ではQuartettが一体となって古典回帰の様な構成になります。ちょっと面白いですが、個人的には今ひとつかな。
やっぱり交響曲を聴かないとダメかもしれません。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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