カレヴィ・アホの RITUALS を聴く

 以前から紹介しているフィンランドの現代音楽家 Kalevi Aho (1949/3/9 - )。2007年に作られた現在アホの一番新しい交響曲第14番が含まれた Concert for Chamber Orchestra。このアルバム、作曲者自身のコメントにある様に順番が大切かもしれません。

一曲目には組曲の歌曲Kirja(2006)、二曲目にはヴィオラ協奏曲(2006)が入っています。
Kirjaは声楽曲で、ノーベル賞を受賞している Pablo Neruda の詩 The Book of Questions を元に書かれていて、室内楽とのコラボで特異性はありませんね。英訳の歌詞では自然の営みへの問いかけの内容になっており、Monica Groopのトーキング的な声楽が入る好きなパターン。
ヴィオラ協奏曲はKirjaに続いて作曲されたとアホ自身がコメントしている通り、Kirjaの後に切れ目無く続きます。調性は薄いですが旋律は存在する室内楽の協奏曲。トレモロと対位法の緊張感と静的な美しい流れの対比、現代らしい素晴らしい楽曲。
Symphony No.14 "Rituaaleja(Rituals)" は、アラビアやアフリカを起源とするパーカッションが採用されていて、交響曲と言うよりもパーカッション協奏曲。打楽器の連打に流れる様な弦楽、うねる様な木管に絡む打楽器。後半は室内楽曲的様相に打楽器が入り込む。既成的な交響曲構成はなく、曲全体にディナーミク的うねりを感じるのは北欧系Kalevi Ahoらしさ。ベースに新古典主義があるのを感じます。
演奏は、マーラーも振る John Storgårds の指揮にラップランド室内響の北欧セットですね。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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