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カール=ビリエル・ブロムダールの『交響曲 第一・第二・第三番』スウェーデンの現代音楽


スウェーデンを代表する現代音楽家のブロムダール(Karl-Birger Blomdahl, 1916/10/19 – 1968/6/14)の交響曲1-3番を、北欧の怪人L.セーゲルスタム指揮/スウェーデン放送交響楽団で聴けるアルバムですね。お馴染みBISレーベルです。




楽曲は後期ロマン派的風合いながら調性は薄く良い展開です。後期作品では十二音技法の作品になりますね。そもそもは16世紀の歌曲やバロックを研鑽していて、それから現代音楽に傾倒したからでしょうか。


交響曲第一番は第二次大戦中の作品ですが、陰惨と言うよりも叙情性の高い楽曲です。調性は記されていませんが三楽章からなるソナタ形式で書かれています。対位法的な風合いが強く、調性は不安定です。でもそのくらいの感じがとても美しい気配を感じさせてくれます。古典と現代音楽がうまく整合している素晴らしい作品です。

第二番より調性が薄くなります。一楽章は対位法的展開で力強く、二楽章はアダージョの様な流れ、そして三楽章で再び一楽章と同じ展開に戻ります。フーガ的要素も強めでスリリングです。親交のあったヒンデミットとの協調路線かもしれません。

第三番は一楽章形式になり、Facetsのサブタイトルで最も有名な作品でしょう。十二音技法による作品ですがシェーンベルクの提唱した十二音技法を元にはしていないと語っている様です。途中のチェロを聴くと十二音技法に聴こえますがどうでしょう。曲想の展開は似ていて、力強く、そして流麗に、またスリリングに流れます。最後は消え入る様に。


セーゲルスタムはこの手の指揮では本当に実力を発揮しますね。お勧めの一枚です!

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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