M.T.トーマス/LSOでラヴェルの「ボレロ・スペイン狂詩曲」を聴く

ラヴェル(Maurice Ravel, 1875/3/7 - 1937/12/28) のこのCDはボレロで知られていると思いますが、好きなのはスペイン狂詩曲(Rhapsodie Espagnole)ですね。第一楽章 Prélude à la nuit ”夜への前奏曲” の主題(F-E-D-Cis)が第三楽章以外には繰り返し用いられている事が特徴的で、特に第一楽章には全編に使われてモットーテーマの様です。
また第一楽章にはクラリネットとファゴットのカデンツァが採用されています。完全な独奏ではないのでわかりずらいですが。通して この楽章がとにかく印象的ですね。
面白い処は第三楽章のハバネラ(Habanera)。ご存知の通りこの曲だけはピアノ曲として既に存在していて、それを管弦楽化して四楽章のスペイン狂詩曲が作られたのですが、そのピアノ曲をArthur Hoereeによる管弦楽化とソプラノサックスで演奏した楽曲が次にHabaneraとして入っています。これも興味深いですね。(個人的には、そちらよりも第三楽章の方が好きですが)
全体はラヴェルらしい静的で透明感と幻想的な旋律と間が実に美しい演奏になっています。そして第二第四楽章では躍動感が現れ、そのメリハリ感のバランスが良いですね。
ボレロとの組合せとしてよくカップリングされているので数はあるわけですが、今回はお気に入りの一つ M.T.Thomas, London SO による演奏です。

ボレロは思い出があります。高校生の頃にボレロのレコードを購入したらライナーノートに「この様な俗世化した曲をクラシックと呼んで良いか.....」の様な件が書かれていました。なんと狭い了見なんだろう。それ以来クラシックの論評は見ないです。今の時代、大先生の評論がなくても情報はいたる処から自分の必要とするものが入手出来ます。
それに 大切なのは自分がどう思うか?!ですからね。「他人の意見に左右されない」「古い世界に浸らない」と言う良い勉強を若い時にしたわけです。^^v





テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。

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