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ゴドフスキーのピアノ・ソナタを Scherbakovと Hamelin で聴く

以前から紹介している Leopold Godowsky(1870/2/13 - 1938/11/21) の自作曲 Sonata in E minor です。どうしても編曲作品がメインになりがちなゴドフスキーですが、この自作ソナタは1楽章と最終楽章が素晴らしい楽曲です。
ピアノは超絶技巧系ヴィルトゥオーゾの2人、ロシアのシチェルバコフ(Konstantin Scherbakov)とカナダのアムラン(Marc-André Hamelin)で聴き較べてみましょう。組合せとしては文句なしでしょう。一昔で言えば東西を代表する.....と言ったところです。

シチェルバコフはNAXOSから多くの録音をだしていますね。このMARCO POLOもNAXOS系です。
ソナタは5楽章形式。1楽章は出入りの激しい曲で、シチェルバコフはかなりディナーミクを強めに弾いている感じです。技巧系の見せ所です。シチェルバコフは提示部の反復を取り入れるているので、アムランよりも時間がかなり長いです。メロディアスなラインが美しい2楽章、跳ねる様な流れの3楽章、そして4楽章を流す様に演じる。この曲のもう一つのメインは最終5楽章での曲の展開。美しくして鬱な入りから古典的な流れを経てマーチ風、そして暗い静な音に戻って消える様に終える。



アムランの1楽章はより情感的な演奏です。打鍵音も際立つアムランらしい演奏と言えば良いでしょうか。ディナーミクも強いのですが表現力が勝っている感じです。2楽章でもエモーショナルさを引き出しながらの演奏、3楽章音立ちを良く、4楽章切れ味よく弾く。そして5楽章はアムランの方がフラット気味弾いて行くがマーチ風な展開からはアゴーギクを使ってうまい展開をみせる。

個人的には楽曲としての美しさを表現しているアムラン盤がお勧めになりますね。アムランは単独で聴くと流れよく淡々とこなす気がしてイマイチな感じなのですが、聴き較べると流石と思わせてくれます。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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