カロル・シマノフスキの The Complete Music For Violin and Piano を Ibragimova のヴァイオリンで聴く

シマノフスキ(Karol Szymanowski、1882/10/6 - 1937/3/29)は良いですよね。以前ヴァイオリン協奏曲第1番の聴き較べを紹介しています。
ポーランドの現代音楽作曲家。現代音楽と書くと反論が出るかもしれないけど、ただの民族音楽と復調多調でないのは確実。確かにピアノなら復調を弾けるしシマノフスキも使っている、しかし弦楽器はそうはいかない。このアルバムでも調性の薄い音楽が良くわかる。

これはロシア人Violin奏者, Alina Ibaragimova。Pianoは, Cedric Tiberghien による演奏。と言ってもヴァイオリンソナタのように主役はイブラギモヴァのヴァイオリン。シマノフスキはヴァイオリン曲がいい。
「夜想曲とタランテラ」Nocturneでは幽玄なイブラギモヴァのヴァイオリンの繊細な音とティベルギアンの寄り添うようなピアノが良いね。リズミカルなTarantellaは切れ上がるヴァイオリンの迫力を味わえる。
続く二曲目の「神話」は三楽章で、この様な音がシマノフスキの神髄かな。神秘的かつ幻想的であり現実感のない世界。音数の少ないヴァイオリンとピアノの流れ。調性は無い。La fontaine d'Arethuse と Narcisse は静けさと幽麗。Dryades et Panは少し上げて不安感的な要素が流れてくる。短い「ロマンス」も一二曲目と同系統の曲になり好きだ。
「ヴァイオリン ソナタ」はOp9と早い時期の作品で、ロマン派的な抑揚がありコンサート向きな楽曲。「3つのパガニーニのカプリース」は特徴的な3曲目 No. 24 in A minor などシマノフスキらしからぬメロディーラインの楽曲ではあるけども随所に特徴が織り込まれて楽しく聴ける。
ラストの「アイタコ・エニアの子守唄」はシマノフスキらしい細い音、単音の並びから奥深い流れが楽しめます。
お勧めの一枚。

個人的にシマノフスキのヴァイオリンは好き嫌いがはっきりする。細く切れる様な幽麗さがないとねぇ。超絶技巧的痛快さで弾き倒されても違う気がする。好きなのはThomas Zehetmairとかね。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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