スクリャービンの Etudes を Paley と Magaloff のピアノで聴く

昨日に続いて Alexander Scriabin (1872/1/6 - 1915/4/27) のピアノ曲、エチュード完全版です。初期の作品からEtudesが順番に並ぶので現代音楽的変遷を辿る経緯がわかり易いですね。そういった意味ではピアノソナタ全集と近いかもしれません。従って個人的には作品Noが若い初期のOp.2, Op.8 は正直あまり面白くない、と言う事に…w

PaleyのCDではまさにそのまま。"8 Etudes" Op.42 あたりから面白さがでてくる感じです。まだ調性はありますが、No.6, 8あたりはそれが崩れ始めているのは明らかです。続く30秒強の短い二曲、OP.49, Op.56 は小曲の中の一曲づつピックアップになります。似た様な音で構成されているのですが、あまりに短くて少々意味不明です。
圧倒的に楽しいのは "3 Etudes" Op.65 。調性はありません。個人的にスクリャービンのピアノらしさを楽しめますね。
パレイ (Alexander Paley)、旧ソ連モルドヴァ生まれ米在住、のピアノは少々ゆるい感じもしますが、こんな感じかもしれないですね。技巧系の演奏を感じさせない事をどうとるかで判断は分かれるかもしれません。
パレイ自身はアメリカでの活躍が話題になった事もありますね。



これもOp.2やOp.8は好み的には今ひとつですが、けっこう聴けるNoがあります。ニキータ・マガロフ(Nikita Magaloff)のピアノの方が切れ味があり、曲自体に潜んでいる楽しさが浮かび上がる感じです。ヴィルトゥオーゾな演奏とでも言えばピッタリでしょうか。8Etudes Op.42は適度にディナーミクを使い見事にスクリャービンらしさを演出しています。そして明確にEtudeらしい技巧をみせてくれます。3Etudes Op.65は、時間が短い(No.1: 3'16", No.2: 1'49", No.3: 2'20")のが本当に残念。まさに無調のピアノ、自由に跳ねてますね。
流石はマガロフです、今更ですが。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kokotonPAPA

Author:kokotonPAPA


ものずき、おっさん じいさん、わがままきまま、すきほうだい、しななきゃなおらない.

 kokotonPAPAのブログ  ホームページtop  メールtop



1.このblogで言う現代音楽

2.マーラー交響曲第5番 160CD
 (名盤・珍盤 聴き比べ)

カテゴリ
個人的お奨め度*
★   こんなもん?
★★  悪くないね
★★★ 最高です!
☆   +0.5
お友達ブログ
kokotonPAPAカウンター
unique-access