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アンナ・ヴィニツカヤのピアノで Ravel を聴く

ラヴェルは好きですね。特にピアノ曲。全曲録音を中心に聴いています。以前から書いていますが、リストの巡礼の年と同じ様にラヴェルのピアノ曲は全曲盤を通して聴くのがスタイル。そのうちにラヴェルピアノ独奏全曲集の聴き較べをアップしてみようかと思っています。(いつに成る事やら…w)
今回の Anna Vinnitskaya盤 の様に選曲されたピアノ曲集はあまり聴かないのですが、まずはロシア人ピアニストのラヴェルを聴いてみましょう。

一曲目の亡き女王の為のパヴァーヌは、エモーショナルさを抑えて淡々と弾く。すこし冷たさを感じさせてくれます。
二曲目は鏡。ここでも幻想的な表現を避けるかの様な冷静さを感じます。悲しげな鳥たち で少し感情を滲ませ、海原の小舟 ではよりディナーミクを強めてくる感じ。打鍵の強さも出ていますね。最も有名な 道化師の朝の歌 では明確に打鍵の強さとディナーミクを効かせた演奏を繰り広げてきます。
そして三曲目は夜のガスパール。淡々とした入りのオンディーヌもディナーミクの出し入れで構成します。絞首台はラヴェルの指示に忠実にスロー展開。スカルボは予想通りにテクを前面に押し出した演奏です。コンサート受けしそう。

計算された演奏とでもいうと良いでしょうか。ラヴェルにしては硬派の印象が強い少々変わり種系かもしれませんが、興味を大きく引かれるものは感じないですね。曲の構成も、いかにも的で演奏者の希望と言うよりも出版側の意図でしょうね。
個人的にはラヴェルのピアノはやはりフランス人が合っていると思う訳です。最近ではアリス・アデールが出色の出来ですね。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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