リストの「巡礼の年」をロルティで聴く

好きなピアノ曲、前回はベルマンのピアノで。今回はフランス系カナダ人ピアニスト Louis Lortie で紹介ですね。
例によって全曲通しで聴きます。ルイ・ロルティのピアノは繊細さと旋律の美しさを見せる演奏です。一番感じるのはラヴェルのピアノ曲がリストの影響を受けているんだなぁと言う事。そう感じられるロルティのメロディアスなピアノです。本来無味乾燥に近い部分も美しさが際立つ感じです。あまりやり過ぎるとサロンミュージックになる危険性を感じますが。
でもそう言う意味も含めてベルマンの巡礼の年との違いですね。長い曲なのでロルティの方が疲れないかな。
ロルティはラヴェルのピアノ曲全集もやっていますね。それについてはまた今度の機会に。前回も書きましたが、ラヴェルのピアノ独奏曲集を通して聴くと、実に巡礼の年に近い世界だと思います。
お勧めの一枚です。

ただ、曲の並びに少々難がありますね。ヴェネツィアとナポリ(巡礼の年第2年補遺)が第3年の後に来ている事。第2年のラスト「ダンテを読んで」だけがCD1に入りきらずにCD2の一曲目に切り離されてしまっている事。これは聴きづらいかな。やはりCD3枚でのセットが普通だと思いますね。ジャケットはティヴォリのエステ家別荘の噴水が使われています。
巡礼の年の全曲盤は思いの他少ないです。かのレスリー・ハワード、ヤンドーなんかもやっていますが、分割が多いですね。ハワードは「ダンテを読んで」の初期稿(三稿あるそうです)等変わりモノも当然やってますが。^^;




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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。





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