グバイドゥーリナの Complete Piano Music, Introitus を3人のピアニストで聴く

Sofia Gubaidulina (1931/10/24 - ) の Solo Piano Works, Introitus - Concerto for Piano and Chamber Orchestra (1978)、演奏は Andreas Haefliger (piano)、Introitus では Radio-Philharmoonie Hannover Des NDR 指揮Bernhard Klee が入る。
一曲目のChaconneはAndreas Haefligerの打鍵の強烈さとグバイドゥーリナの曲が素晴らしく一致しているし、二曲目の Sonata もピアノが打楽器だと言う事を教えてくれる。第二楽章では弦を直接弾いたり現代音楽ならではのアプローチ、静音的曲構成が強い。短い第三楽章ではまた強健の嵐が吹き荒れる。kokotonPAPA好み。シャコンヌと言えばBachのイメージなのだが、似ても似つかない迫力。ソ連時代に排除されていた理由が不明だ。

Musical Toys は Chaconne, Sonata に較べると緩い流れ、そして穏やかな音符を感じる。しかし子供のための音楽とは思えない深遠さ。
Introitus - Concerto for Piano and Chamber Orchestra は東洋宗教、哲学的な音の流れ。ピアノは一つの楽器としての参加になっている。打鍵の強さは全く影を潜める。

Sofia Gubaidulina Solo Piano Works


上記CDは見つけづらくなっているが、ルクセンブルグ生まれのベアトリス・ローク(Béatrice Rauchs)盤は手に入り易い。BISへの初レコーディング作品。
シャコンヌはMarina Mdivaniの依頼で作られた。全面的にハードなピアノワークになっています。
ピアノソナタは十二音技法による楽曲で、単音静音が支配する。音と音の間も含めての曲構成。もちろんディナーミクが大きく振られています。
Musical Toy はグバイドゥーリナの子供時代の回想から作られていて、2分以下の14の小曲の集まり。複雑な音階ながら実に様々な曲調の作品が並びます。13曲目のDrummerだけが調性が残されて異質に感じられるかな。
Toccata-Troncata はバロック回帰の一曲。Invention は激しく拍子を変化させていくポリフォニックな作品。この2曲も2分以下の小曲。
最後の Introitus はピアノ協奏曲でオケが入る。幽玄、管楽器・弦楽器の息づかい。そこにピアノが単音構成で入ってくる。楽器間の会話の様な流れ。自在に錯綜する弦楽器群、そしてピアノ。
やっぱりグバイドゥーリナはソロよりも管弦楽の方が実力を発揮する。このアルバムでも最後のピアノ協奏曲が最高の出来。ベアトリス・ロークのピアノ独奏曲は然程面白くない。




ル・ゲ (Le Guay) 盤は入手可能だ。こちらも悪くない。ソフトタッチなピアノ。ヘフリガーか、これを勧めます。
とても聴き易い。シャコンヌはエモーショナルな部分を見せながら正確でタッチの良いピアノ。Musical Toys も同様にとても良い流れで演奏されている。Introitusもオケと良くマッチしている。オケはKantorow指揮、Orchestre de Cahbre de Lausanne。いずれもグバイドゥーリナの曲と表現が良く合っている。ピアノ協奏曲も絶品。
残念なのはピアノソナタが入っていない事。でも十分。どれか一枚というなら、このLe Guay盤ですね。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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