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2012年ザルツブルグ音楽祭 オペラ「ラ・ボエーム」をNHKプレミアムシアターで観る

今年のザルツブルグ音楽祭 (Salzburger Festspiele 2012-7/20〜9/1)から8/1のラ・ボエームが、NHK BSプレミアムシアターで先日放送されました。この音楽祭約一ヶ月のスケジュールを見ると素晴らしいプログラムだらけ。どの公演をとっても見たい物ばかりですね。
とりあえず一作品だけでも良いですねぇ、ザルツブルグ祝祭大劇場の今年のオペラがみられるなんて。アーノンクール指揮の魔笛、カウフマンのカルメンも見たかったですけどね。

プッチーニのラ・ボエーム。新演出です。
SalzburgerFestspiele2012.jpg

実はラ・ボエームはオペラ好きのkokotonPAPAが苦手としている作品。なぜなら、お涙頂戴のこのオペラを観ると涙が途中からとまらない。歳のせいか、第三幕が始まるともうダメ、展開が読めてしまいますからねぇ。人がいる所では見れません。^^ゞ

今回のキャストは、主役テノールのロドルフォにピョートル・ベチャワ(ベチャーラ!?)、その恋人で最後に死を迎えるミミがアンナ・ネトレプコという注目布陣!
主なキャストは、ショナール:アレッシオ・アルドゥイーニ、マルチェルロ:マッシモ・カヴァルレッティ、コルリーネ:カルロ・コロンバーラ、そして今回素晴らしい演技だったソプラノのムゼッタ役ニーノ・マチャイゼですね。

ミキエレット新演出の舞台も面白かった。カメラが斜めなのかと思ったら、ステージが傾斜していたんですね。クリスマスシーンで子供達のプレゼントがPS3だとか。ラフな屋根裏部屋もボヘミアン生活のボエームそのものっぽい感じ。近年的な演出でマッチしています。

ロドルフォ役のベチャワの声は今ひとつだったが見栄えはよいですね。まぁアリアにハイトーンが少ないから そう感じてしまうのかもしれません。
個人的にはビッグネーム ネトレプコのミミはイメージが違う。太すぎ、声もちょっと。タトゥーもなぜ?? 
良かったのはマルチェルロの恋人ムゼッタ役のマチャイゼ。演技もソプラノボイスも魅せましたね。今回の一押しだと思います。

第一幕のロドルフォのアリアに出てくる「貧乏でも幸せで、貴族の気分」は大好きな件。しかしパリを舞台にしているにイタリア語はいつも不自然な感じがするんですよねぇ。「グラッツェ」はないよなぁ、って。でもテノール一人とバリトン三人のボエームのシーンの楽しさはこのオペラの楽しさ。それが今回のザルツブルグでも楽しめたのは嬉しかったです。

最後に、今回期待したのはウィーンフィルを指揮したダニエレ・ガティ。ガティらしい太い演奏が所々感じられたのはなによりでした。

そして今夜は2012年バイロイト音楽祭の放映がありますねぇ。演目はまさにバイロイト、パルジファルです。アヴァンギャルドでしょうねぇ。
ルツェルンも控えているし、本当に楽しい季節です。リタイアして元気だったら行かなきゃね。^^v

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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