シマノフスキーのバイオリン協奏曲1番を聴き較べる

例によって6/19(火)の都響のコンサートに先立って聴き較べを。コンサートの時に聴き直す機会があると再認識のチャンスにもなるので嬉しいよね。今回のコンサートではこの曲がメインターゲットです。

一楽章の曲だが主として3部で構成され演奏されるシマノフスキーのバイオリン協奏曲1番。妖しげに響くやや前衛的なバイオリンと、どっしりと構えたオケとの競演が聴きものだと思う。最後は消え入る様に終わる。本当は1番と2番を合わせて聴きたい。

◆ツェトマイヤー(vn) / ラトル - バーミンガム市交響楽団 [EMI]
 バランスの良いSimon RattleとCity of Birmingham SO。そして美しくうねるZehetmairのバイオリン。ディナーミクを効かせた演奏はこの曲の素晴らしさを味わうにはピッタリ。ツェトマイヤーのバイオリンは寒色系で妖しさが冴える。これを一番良くかける。




◆ジュイエ(vn) / デュトワ - モントリオールSO [Decca]
 ジュイエのバイオリンは然程の妖しさは見せない。DutoitとMontrealSOも適度なディナーミクで合わせる。ff部分を除けばディナーミクはあまりかけていない。全体的にやや平板な感じがする。4部構成での演奏になる。




◆クルカ(vn) / ストリージャ - ポーランド国立PO [Naxos]
 やや早めアゴーギクを効かせた演奏で、KulkaのバイオリンとStryja/Polish State POの一体感が素晴らしい。冷たい幽玄さというよりもやや暖色系迫力のSzymanowskiのViolin Concert No.1だ。この解釈は悪くない。




◆オイストラフ(vn) / ザンデルリンク - レニングラードSO [harmonia mundi]
 Oistrakhのvnが唸る、Sanderling/Leningrad SOもそれに応えて全体的に太い演奏。変化に乏しく少々疲れる。Bartok, Hindeith の作品とカップリングで面白いのだが、現在は入手困難。


◆ツィンマーマン(vn) / ヴィト - ワルシャワ PO [Sony]
 5部構成での演奏。Zimmermannのバイオリンは妖しげさよりもシャープさだ。Wit / Warsaw POの演奏も良い。そして録音の良さもそれを引き立てる。現所有の中では一番バランスが良く、安心して聴ける。




と、以上だが、個人的にはツェトマイヤー / ラトルをもっと繊細幽玄にしたら最高と思う。クルカ/ストリージャの解釈も楽しい。
さて庄司紗矢香(vn) / 大野和士 - 都響は、どう聴かせてくれるでしょうか。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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