アルゲリッチのルガーノ2011が出ましたね

入荷遅れとか言いながら先日届きました。Martha Argerich and friends live from LUGANO 2011。2010年盤からジャケットがアルゲリッチのアップになり、それまでの重厚なイメージと変わりましたね。今年の写真はどうかねぇ。そう言えば同じ年の別府音楽祭のジャケットも似ていた。解説書の開いた1ページ目の写真の方がかっこいい。

一枚目の若手とのコラボは例によっていかにもアルゲリッチのルガーノ祭。一曲目のベートーベンのバイオリンソナタもアルゲリッチのサポートにRenaud Capucon のバイオリンだが、Capuconの音色はビオラに近い音出しが特徴的て暖色系だな。第三楽章Allegro vivaceでは強烈なアルゲリッチの追い込みにタジタジ風。イマイチ。
二曲目のモーツァルトのソナタはCristina Martonとのピアノ連弾だが、緊迫感が薄くだるい。例によってエンディングを締めるが、観客は素直で反応が薄い。(笑)
三曲目のハイドンのピアノ三重奏は素晴らしい。Alissa Margulisのバイオリンは好きだ。冷めた音使いが良い。アルゲリッチの様子が浮かぶよね。曲自体も、この手の場にふさわしい。三楽章Finale: Prestoは最初から飛ばして仕上げてくる。
四曲目は得意とするシューマン。Capucon兄弟のGautierがCelloで入る幻想小曲集。GautierのCelloは透明感のある音色で悪くない。三楽章Rasch und mit Feuerは切れ味鋭いな。息づかいが入っている。

二枚目は重厚な曲が集まる。一曲目、リストの悲愴協奏曲ホ短調は個人的にも好きな曲であり、Ailbersteinとの迫力ある2ピアノ演奏になる。テクニカルな部分と、叙情的な部分がリストらしく、二人の呼吸もピッタリ、素晴らしい。
二曲目、ラフマニノフの悲しみの三重奏も良いね。ちなみにこの曲にはアルゲリッチはいない。でも、Kozahukhin(p), Capucon(vn) ,Levionnois(vc) のセットはなかなか。
三曲目、ショスタコの"モスクワのチェリョムーシカ"から3-ピアノ連弾。前回も火の鳥(組曲)を3-ピアノでやっていたが、こういうアプローチはこの音楽祭ならではの楽しさ。アルゲリッチは不在で、Tomassi, Griguoli, Stella。ちなみにこの若手イタリア人ピアニスト3人は火の鳥も同じセットだった。編曲も同じGrigouliになる。楽しいね。

三枚目はピアノ中心の大きな編成。一曲目はラベルのラ・ヴァルスで、これはTiempoとの2-ピアノ演奏。曲が良いねぇ。kokotonPAPAの好きな曲。
二曲目、ラヴェルのピアノ協奏曲はコメントしない。
三曲目はザレブスキのピアノ五重奏曲。ザレブスキ?恥ずかしながら知らなかったのよ。アルゲリッチ選抜Piano Quintetはいつもながらの素晴らしさ。一楽章Allegroをオケ風にこなし、二楽章Adagioを感性高く。三楽章Scherzo: Prestoは民族音楽風な演奏から、四楽章Finaleへ。アルゲリッチの強烈なピアノのイニチアチブが光る演奏でした。ライブで観たら楽しいだろうね、って感じ。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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