リサ・バティアシュヴィリ の「Echoes of Time」を聴く

Batiashviliのドイツグラムフォン移籍第一弾「時の谺(こだま)」。あまり趣味の良い邦題に思えませんが。
バティアシュヴィリはあまり興味なかったのですが、曲目とサロネン、そしてグリモーの組み合わせに負けた.....かなw

一曲目のショスタコーヴィッチのバイオリン協奏曲一番はスタートの一楽章が良いですね。神経質なNocturne: Moderatoを良く表している感じです。サロネンが作る流れもピッタリとはまって悪くありません。欲を言えば、もっと細い繊細で切れそうな音を出してくれたらより好みです。でも、次の楽章からはボチボチ。曲調がショスタコーヴィッチ得意(特異?)の民族音楽性の高いパートに個性を際立たせるのが難しいようですね。バティアシュヴィリのvnの音色にももっと切れ上がる様な鋭さが欲しい気がしてしまいます。とはいえ四楽章では良い演奏を聴かせてくれています。
二曲目のカンチェリのV&V、やっぱり細い音が欲しい感じ。もっとカミソリの様な感じが好きですね。曲は流石はカンチェリ、素晴らしいです。

三曲目はショスタコのLyric Waltzで、これは良いですね。柔らかいフレーズはバティアシュヴィリのvnに良く合っています。こういう曲風の方が合うんじゃないのかな。次のペルトのSpiegel im Spiegelはオルゴールの様なメジャーで、合うのではないかと思うのですがスローの演奏がどっちつかず。グリモーとのデュオですが、グリモーの繊細なピアノが目立ちますね。後半に向けてグリモーに調和するように出来が良くなります。最後の一曲、ショスタコのVocaliseはメロディアスな曲が彼女のvnと合っていてグリモーのピアノも良い感じです。

個人的嗜好では、前半二曲の選曲が向いていない気がします。この手の曲の好みは丸みのある暖かい音よりも神経質な高音ですね。特にショスタコのvnコンチェルトなどはシャープさを感じられないとイマイチ感があります。後半三曲はきっと良い出来なのだろうと思うので、好みが違うから仕方ありません。そういう視点だとカンチェリとかイザーイの曲は難しいと感じました。





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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。





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