バレーも鑑賞しようよ、ストラビンスキーの ”火の鳥”

オペラはストーリーだけでなく歌詞もあるから、なんやかんや言っても音だけでは楽しさは半減ですよね。よく熟知しているお気に入りならば脳内鑑賞でもOKかもしれません。
バレーは歌詞が無いですから、ストーリをあまり知らなくてもそれはそれなりに楽しめます。でも一回でも見ると事は違う事に気がつきますね。あまり意味を感じないような音やフレーズが、実はオペラ以上に重要な意味を持っていたと言う事ですね。
好きな楽曲ストラヴィンスキー『火の鳥』ならカスチェイが 捉えたイワン王子においでおいでするシーンの音。見ていないと、そのフレーズの楽しみが全然違います。

この曲は前半は王子と火の鳥のシーンで、捉えられた「火の鳥の嘆願」が見処。絵が無いと単調かもしれません。
中盤は13人の王女と王子のシーンで、「王女たちのロンド」が聴かせ処。美しいのですが聴かせ方は難しいかも。
後半はカスチェイとその手下、王子と火の鳥のシーン。「火の鳥の出現」で火の鳥がイワン王子の危機を救い現れてカスチェイ一味を踊らせる大活躍のシーンから続く「火の鳥の子守歌」まで息をつかせない展開。
最後の大団円。戴冠式と結婚式の音楽の盛り上がりでは、オペラ『魔笛』を思わせる素晴らしさ。

オケで聞くときは、こういった音楽とシーンが関連づけられた方が俄然楽しいわけです。なんと言っても絶対音楽ではなく、標題音楽なのですから。
バレエがあれば、前半の静的な組合せから後半の盛上りと大団円の見事な構成ですが、楽曲として聴くとなると前半をどう聴かせてくれるか、これがこの曲の流れとポイントですね。

先日のインバル/都響のコンサートの事もありますが、『火の鳥』の映像をここで持ち出したのは実はバレーとしたらはマイナー。でも 数は少ないですがオールリージョン版がけっこうお安く手に入るんですね。国内盤は高かったのに。
一度見る価値は大いにあると思います、是非。

 火の鳥:Leanne Benjamin
 イワン王子:Jonathan Cope
John Carewe指揮 The Orchestra of the Royal Opera House

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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