インバル指揮&都響のストラヴィンスキー at '12年4月春音 ★★☆

満開の桜咲く上野の東京文化会館で、東京・春・音楽祭、通称 春音。安定感の高い、インバル&都響がストラヴィンスキーを演ずる。
春音インバル都響at東京文化会館

ペトルーシュカのスタート、フルートの音を聴いて安心した。個人的にオケではフルートの音がどうしても気になるのだ。なかなか気に入った音が聴けない、特に国内管では。

今回期待のインバル都響の”火の鳥”。2F席に7人?程のバンダを入れている。そして楽器の数も普段とは比べ物にならない大編成。ステージ上にもハープが増員されたり物々しい。演奏も全楽器フル演奏からバイオリン、ビオラ、チェロ、それぞれのソロまである幅広さ。期待度が否が応でも高まる。そしてスタート。

都響って、こんなにまとまった良い音出したっけ?! 以前も書いたが、この曲の聴き所は”火の鳥の嘆願”と”火の鳥の子守唄”とその前後。この小曲2曲はきれいにまとまった。
特に”火の鳥の子守唄”そしてその前後のカスチェイと怪物たちのシーンとの対比は見事! 聴いていてわくわくした。演奏者たちの集中力も目に見える。第一vnのフロント女性奏者の弓の弦が解れる様に切れる。迫力の演奏。爆発的なFFでも管楽器の乱れは感じられなかった。

今回ばかりは席を前に取った、4列目。迫力の音を分離よく聴きたい。いくら生でもオケの場合は後ろに行ったら楽器の分離能は落ちる。せっかくならクリアーに聴きたい。バンダも予想通りに左翼2階席。前後の音の広がりは生でなければ体感できない。ゾクッとした。名演だったかもしれない。

でも★★☆。-0.5.....かな。演奏は本当に素晴らしかった、見事! しかし、あえて言うと前半、導入部から火の鳥をイワン王子が逃がして王女たちとのシーンまで、この辺りの平坦さ。ここをインバルは何を意図したのか。個人的には??、演奏の出来が良かったので余計に残念に思えてならない。
ちなみにペトルーシュカも同じ傾向が感じられた。演奏は最高だがあっさりとした仕上がり。あくまで個人的好みの問題だが。

カメラも入り、マイクスタンドも有った。Live録音と映像が残された事は事実。楽しみにしている。
'12年度 春音 インバル都響

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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そうなんですよねえ。。。

インバル=都響のストラヴィンスキー、確かに巧かったですね。今の都響の充実した演奏を続けていると思います。けれど・・・気持ちの面の爆発力がなんだか少し足りなかったような気がします。期待値が高すぎたのかもしれませんが。あるいは、指揮振りが淡々としているせいかも知れません。(その割にはすごい音が出ているのですが。)
そんなやや不完全燃焼の気分を抱えて、今月更にカンブルラン=読響のぺトルーシュカを聴いたのですが、こちらは音がきらきらしていて、ひとつひとつの音符が色彩豊かにホール全体を飛び跳ねる様子が見えるような、とても素晴らしい演奏でした。フランス音楽はこれまであまり得意ではなかったのですが、好きになりました。

ですよねぇ

黒猫さん、こんばんは。
そうなんですよね。決して悪くはなかったですよね。書いた通りでバレーを見ていると音で表現する部分が浮かぶんですよね。それが前半弱かった気がします。都響はいい音をだしていましたね。管は期待以上でした。
カンブルランですか。良いですね。私の方は6月のヤルヴィ、オットと大野和士、都響の順です。

楽しみですね。

ヤルヴィ・オットというと、フランクフルト放送響のマラ5ですか?いいですね。私は同響のブル8の方に行きます。
大野・都響はシマノフスキ、バルトークですね?サントリーホールの回が早々に売り切れ、人気のようですね。私は上野の回に行きます。日頃聴かない種類の音楽なのですが、妙に聴いてみたくなりました。爆睡するか頭を抱えるか・・・と、今ひとつ自分に自信が持てないのですが(苦笑)。

少々ハラハラですが

ヤルヴィ-オットは、リストのPコンチェルトも楽しみです。オットのCDはイマイチですが、さて現在では?! あの曲はベルマンやアルゲリッチの様な指力がないと厳しいと思っています。
大野-都響は現代音楽好きとしては楽しみです。しかし、シェーンベルクとは言え後期ロマン派時代の作品Verklarte Nacht、ストラヴィンスキー調のシマノフスキーVn Concert1、無調とまで行かないバルトークConcert for Orch、まぁほどほどでしょうかね。^^;
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