やっぱりKronos Quartet! Music of Vladimir Martynov と Early Music

クロノス弦楽四重奏団をもう二つ

◆Music of Vladimir Martynov
 ロシアの現代音楽家ウラジーミル・マルティノフがクロノス弦楽四重奏団の為に書き下ろした作品3点。
音楽的にはマルティノフの十二音技法等は取られておらず、聴き易い弦楽四重奏曲となっている。そしていずれも美しい響きを持った曲。

特に”Schubert-Quintet [Unfinished]” は素晴らしい。ミニマルベースなのだが、いわゆるミニマルよりもコンベンショナルなクラシック寄り。クロノス弦楽四重奏団によって見事に緊張感のある仕上がりになっている。これがマルティノフの最近の作風と言う所なのだろう。
それだけではない、それにも増して素晴らしいのは40分以上に及ぶ”Abschied”。不協和音を交えた陰鬱さが全編に流れる。美しい現代音楽、とでも言うとわかり易いか。クロノスの真骨頂。悪くない。




◆Early Music
 現代音楽の旗手たるクロノスの力量を見せるね。各作曲家の曲をモチーフに中近東風を主とした民族音楽色とアンティーク風の演奏を並べた。
いわゆる弦楽四重奏曲とは一線を画す。クロノスと言うと、デビューアルバム(と言われている)に入っているジミヘンの”紫の煙”が有名だと書いた事が有るが一つに固まらないその凄さが真の姿。
このアルバム一枚で音楽性云々を表すなど愚。笑って良し。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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