アルゲリッチとクレーメル の「Berlin Recital」

Martha Argerich & Gidon Kremer, 研ぎすまされた鍔迫り合いとでも言ったら良いのでしょうか。CD1はシューマンのピアノとバイオリンのためのソナタ、バルトークのバイオリン ソナタ。CD2はシューマンで子供の情景、バルトーク。アンコールではクライスラーを2曲弾きます。アンコールは良いとして、シューマンとバルトークとは。

それにしてもクレーメルの細い繊細な、それでいて豪快な響き。アルゲリッチがクレーメルの様子を伺いながら鍵盤に指を走らせるのが目に浮かびます。アルゲリッチは共演者の様子を見ながら演奏するのが好きですよね。シューマンはあまり好みではないのですが、アルゲリッチだけは別ですね。一曲目のSonata for Violin and Piano Op.121は凍り付く様な一楽章Ziemlich langsam、絡み合う二楽章Sehr lebhaft、二人の呼吸の様な三楽章Leise, einfachから四楽章Bewegtは穏やかに始まり激しく、まるで同一人物が二つの楽器を弾いているかの様な超絶的な技巧で迫ります。

その後はクレーメルのソロがバルトーク。アルゲリッチのソロがシューマン。そしてバルトークでピアノ&バイオリンとなります。二人のソロは例によっての素晴らしさ。クレーメルは現代音楽も得意としているので、Sonata for Solo Violinを生き生きとこなしますね。
一方のアルゲリッチは得意とするシューマンでエモーショナルなピアノを堪能させてくれます。超有名曲トロイメライなどはとろける様なエクスタシー。素晴らしい対比です。

最後のバルトークPremire Sonate pour Violon et Pianoもちろん現代音楽。アルゲリッチのピアノとクレーメルのバイオリンが切れ上がり、シャープさは刃物の切れ味を感じます。素晴らしい緊張感で、この曲が聴き物でしょう。

アンコールはクライスラー。ここでクライスラー?!w 本来まろやかなスコッチの様なクライスラーなのですが、それさえも容易に弾きこなします。楽器も幸せでしょうね、ここまで鳴らしてくれたら。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。





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