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カール・ニールセンの交響曲 第4番「不滅」Op.29 を聴き比べてみましょう

好きな一曲で、管楽器の善し悪しが大きく出来を左右する絢爛な交響曲ですね。所有盤は少ないですが、聴き比べです。

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、 ベルリン・フィル
 この手のディナーミクの効いた出入りの強い曲はカラヤンの得意とする範疇でしょうね。管楽器と弦楽器のせめぎ合いもBPOの得意とする所で、この交響曲を盛り上げるわけです。Allegroは情熱的に、Poco allegrettoをかなり弱め変化させています。そして一転Poco adagio quasi andanteにはFFで入ります。そこまでの振りが大きいのでAllegroは少し緩みを感じますね。ディナーミクは強め、アゴーギクも入った演奏。個人的にはもう少しクールの方がニールセンらしい気がするのですが。





ユーディ・メニューイン指揮、 ロイヤルPO
 ヴァイオリニストの顔が強いメニューインですね。すこし控えめにAllegroに入り、インテンポ(多分w)ながらやや抑えめです。その分、音を明瞭に聞き分けられて広がりを感じますね。ディナーミクも若干弱め。そのゆとりがかえって広がりを感じさせてくれます。管楽器群も決し悪くないですね。
安心感のあるニールセン4番になっています。





トーマス・イェンセン指揮、Danish Radio PO
 ニールセンから習っているイェンセンです。モノラル録音なので少々不利になるかもしれませんが、そこがポイントです。
速めでディナーミクは強め、と言うよりも全体的に強音寄りに演奏されています。この曲特有のティンパニーの音も張りの強い大きめな音に録音されている気がしますね。リマスター時の関係かもしれませんが、やや高音寄りです。ライブ録音で一部で咳も演奏に加わりますw 弦楽器の切れの良さや、曲構成には面白い処も感じられますね。暴れるティンパニも面白く豪快な「不滅」です。演奏・録音共に時代を感じるかも。入手が困難なのが難点かもしれません。

DANACORDレーベルから購入可ですが、あえて…
nielsenNo4.jpg




サイモン・ラトル指揮、バーミンガム市 SO
 個人的にはこれがマスターピースかもしれません。管と弦のバランスも奥行き感も素晴らしく、ディナーミクも殊更に大きく振る事はありません。
この曲に求められる要素が詰まっている感じでしょうか。録音の良さがフォローしているのも事実ですね。美しいニールセン4番になっています。



・・・・・・・

オススメは? と言う事になれば、やっぱりラトル盤と言う事になるでしょう。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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