カティア・ブニアティシヴィリのピアノを聴く / デビューソロ Franz Liszt、クレーメルとの共演

◆ Gidon Kremer, Hymns and Prayers ,Kremerata Baltica

フランクのピアノ五重奏曲ですね。バイオリンのギドン・クレーメルだけでなくピアノのカティア・ブニアティシヴィリが大注目。曲も良いのですが、この二人の演ずる技巧と感性は素晴らしいですね。研ぎすまされた刃の様。ちなみにロッケンハウスでのクレメラータ・バルティカのライブになります。
カティア・ブニアティシヴィリはアルゲリッチの'09年のルガーノにも出ていますね。と言う事はクレーメルの秘蔵っ子、アルゲリッチ一派の新人ピアニストと言う事になるのでしょうか。アルゲリッチの様な男勝りの剛腕ではありませんが、クレーメルの技巧に立ち向かうだけの技量は凄いです。3楽章終盤はクレーメルに襲いかかるがごとくのパワーを見せます。アルゲリッチの若かりし頃なのかな?!
個人的には最後の一曲、カンチェリのサイレント・プレイヤーズの幽玄な世界も見逃せません。これは侮れないアルバムですねぇ。

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◆ Tchaikovsky Piano Trios

これまたギドン・クレーメルとカティア・ブニアティシヴィリ。それにクレーメル配下の女性チェリスト、ギードゥレ・ディルヴァナウスカイテが入ります。素晴らしいトリオです。日本公演では残念ながら、ブニアティシヴィリは来日出来なかったのですが。
全体的に端正なチャイコのピアノ三重奏曲《偉大な芸術家の思い出》。その中にクレーメルはもちろん、ブニアティシヴィリの切れ味が冴えますね。この曲ではディルヴァナウスカイテがどうしてもクレーメルの背後に廻る様にやや控えめに聞こえます。それにしてもやはり技術がバックボーンの演奏と言うのは本当に素晴らしいですね。
そしてキーシンのThe Mirrorが入っているのも嬉しい限り。




◆Franz Liszt

そしてソロのデビューアルバム、ソニーから。リストを弾く、何と言ってもピアノ・ソナタ ロ短調 S 178でしょう。特に三楽章の入りのffなどは将に荒々しい。と言うよりも荒削りそのものです。若手ならではのリストを楽しめると思います。続くメフィスト・ワルツ第1番なんかも狂気を感じる演奏で素晴らしい。悲しみのゴンドラの端正な音の並び。要は好みななんですね、きっと。同年代のリーズ・ドゥ・ラ・サールも、リスト・イヤーでリストのソロ・ピアノを出していますが、これも楽しい。リストものは今年が買時かも。
おまけのDVDは見ていません。それにしてもこの悪趣味なアルバムジャケットは許して欲しい…



カティア・ブニアティシヴィリのこれからがとても楽しみですね。



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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。





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