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2011年9月29(木) バイエルン国立歌劇場公演:ワーグナー歌劇「ローエングリン」at NHKホール

この秋は9月/10月/11月と3回のコンサート予定。その第一弾は大本命だったバイエルン歌劇場のオペラ、ワーグナーの「ローエングリン」(NHKホール)でした。とにかく高い切符をkokotonMAMAがOKしてくれて、バイエルン歌劇場来日公演で観られました。

[NHKホール]
ローエングリンNHK


カウフマンに代わりタイトルロールを演じたヘルデンテノールの一人ヨハン・ボータとオルトルートのワルトラウト・マイヤーは良かったですね。巨体のローエングリンは見た目には辛いwですが歌唱は流石でテノールが響き渡りました。
エルザのエミリー・マギーは、美しいソプラノでエルザらしさがありました。テルラムントのアフゲニー・ニキーチンは流石、演出上で悪役ぶりをもっと徹底してほしかったかも。重鎮ハインリヒ王役はクリシティン・ジークムントソン。どっしりとしたバスの方が舞台が締まったかも。この歌劇でポイントの伝令、マーティン・ガントナーも変わった演出にも関わらず期待に応えましたね。

中でも最高だったのはオルトルートのワルトラウト・マイヤーですね。悪役らしい演技、そしてメゾソプラノの伸びはすばらしかったです。今回の舞台では最高の出来で堪能させてくれました。

バイエルン歌劇場音楽監督ケント・ナガノとオケ及び合唱団は、重箱の隅をつつけば管楽器が割れたりはしたかもしれませんが、気をてらわない演奏・合唱で舞台を引き立てたのも間違いありません。三幕前奏曲は好みではありませんでしたが。

[幕間風景]
ローエングリンNHKホールの幕間


ただ、リチャード・ジョーンズの演出には好き嫌いが出るでしょうねぇ。ブロードウェイのミュージカル的演出が好みの分岐点かもしれません。

本来ローエングリンは白鳥の騎士で聖盃を守る騎士。それが現代の家庭の中に閉じ込められると言う設定は前衛といえばそうなのですが、ならば背景・大道具をもっと極端な抽象性を持たせてくれれば面白かったかもしれません。
今年のバイロイトのネズミの国と同様に正統的に楽しみたいなら残念な演出の感じ。騎士が家を建てるというのは個人的には??、歌詞と曲は変えようありませんから。
第三幕前奏曲で人をうろつかせたり、ちょっと締まりに欠けるエンディングだったりもマイナスイメージでした。

大本命のヨナス・カウフマンだけでなく400名のメンバーの内100人が福島原発の放射能を理由に日本公演行きを拒否という異常事態の中での公演だったわけですが、来てくれて嬉しかったですね。

因みにヨハン・ボータと幕間にすれ違いましたが、短足超巨漢。見た目は白鳥の騎士と言うよりもドラエモンローエングリンみたいで可愛い?!
【後日記】2016年9月 51歳の若さで逝去されました。R.I.P. Johan Botha


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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