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『マーラー 交響曲 第9番』«ネット配信» マリン・オルソップ指揮/ウィーン放送響 2024年3月15日


ORF Radio-Symphonieorchester Wien
Marin Alsop: cond.
円熟期に入った女性指揮者の草分け米🇺🇸のオルソップが主席指揮者を務めるORFウィーン放送交響楽団とのマーラー9です。
今月15日のLIVEで、配信はもちろんORF(オーストリア放送協会)からになります。


▶️ ORF OE1 (配信期間は短いと思われます)





«ネット配信»
Mahler Symphony No. 9


m9rsoma2024.jpg
[Live at Musikverein Wien, 15 Mar. 2024]


第一楽章
第一主題は優しさを湛え、第二主題での変化付けは緩やかです。厳しさを徐々に上げて提示部反復へ、王道バランスからの第三主題も派手さは控え目に鳴らします。展開部前半"暗-明-烈"も程々のコントラスト付け、その後の第二主題はやや強めに表現して第一主題変奏のピークはコントロールした力感です。
安定的王道の第一楽章です。

第二楽章
主部主題は第二動機の不点音符表現は控え目に速めでリズミカルに。第一トリオもチェンジペースはしますが安定感をキープ、第二トリオも極端にはスローに引き摺りません。回帰主部からのピークはもちろん激しさを見せますが狂乱はしません。
約束通りに仕上げたレントラー楽章です。

第三楽章
主部主題はスピード感で切れ味良く、第一トリオもその延長上に置く流れでテンポと相まって爽快です。主部回帰から音厚を増しながら進み、第二トリオでスローに。ターン音型を生かして最終楽章を予感させ、ラストはしっかりストレットです。
この楽章の高完成度王道を聴かせてくれました。

第四楽章
主部主題は濃厚で低重心の弦楽奏です。あまり好きな方向ではありませんがフィットして、迫るものを感じます。第一エピソードも唸る低弦で入り太い流れを作ります。第二エピソードも鳴りを抑える事なく進み、ピークはガッツリ広げます。後半からコーダのターン音型も殊更鎮めずに浮遊感を付けて納めます。(ここは会場の音を拾っているのでマスタリングの関係かも)


鋭く低重心のいかにもドイツのオケ的な鳴りのマーラー9と言った処でしょう。緩んだパートや奇を衒った流れは作りません。

完成度が高く締まりがあって最後まで楽しめます。個性が見えるとすれば濃厚で音厚ある最終楽章でしょうか。好きではありませんが、この流れなら'あり'かと。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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