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ダニエル・ハーディング指揮/ヴェルビエ祝祭管弦楽団「マーラー 交響曲 第9番」


Mahler Symphony No. 9
Verbier Festival Orchestra / Daniel Harding: cond.
少々古い2017年7月24日のヴェルビエ音楽祭(スイス🇨🇭)でのマーラー9が登場です。当時その録音がフリーで配信されていました。多分それが配信専用でリリースされたのではないかと思われます。

この一年前にハーディングは手兵のスウェーデン放送響とのマーラー9をセッションで残しています。
そのLIVEヴァージョンかと期待して聴いた覚えがあります。実は落とし穴が隠れていたのですが…





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第一楽章
第一主題は弦楽に緩い揺さぶりを入れ、第二主題は約束通りに暗転させ、第三主題もしっかりと鳴らします。教科書的提示部です。展開部前半の"暗-明-烈"のコントラストはピークの激しさを強く、その後のピークも激しさを見せて来ます。個性は薄めですが強音パートを利かせる第一楽章です。


第二楽章
主部主題は不点音符の刻みを強く表現、鳴りの太い流れキープして第一トリオも弾ける様なリズムで、第二トリオもシンプルですが太いです。主題回帰のピークでは揺さぶりを入れてから慌ただしく。
落ち着きが無く全体的に太いレントラー楽章になりました。


第三楽章
主部主題は多声的流れでテンポを上げて力感程々に、第一トリオは肩の力を抜いて、第二トリオも変化率は低めです。ターン音型も太くて最終楽章をイメージさせてくれません。ラストはテンポを上げて激しくストレット、このパターンが得意の様です。
一本調子で駆け抜ける第三楽章です。ラストは上手くまとまりました。


第四楽章
主部主題は太く濃い弦楽奏、あまり聴かない暑苦しさです。第一エピソードも低弦を響せて低重心で流れはやはり太く、哀愁感は行方不明。第二エピソードも繊細さは低く淡々と進みピークは気持ち良く鳴らし上げます。一回目のピークで終わりにしたら楽曲成立した感じですw
コーダにかけてのターン音型も鳴りがあって未練たらたら、これでは "ersterbend" できません。



太い鳴り一気通貫の珍しいマーラー9です。アゴーギクとディナーミクを生かして機微を聴かせるなんて面倒な事はしません。

緩徐性の低いマーラー9もあるのかもしれませんが、それを成立させるのは難しいでしょうねェ。
ヴェルビエ祝祭管はユース・オケでした。それを考慮すると妥当にまとめるよりもこっち方向を選んだ?!




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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