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ヴェローナ野外劇場2021 ヴェルディ歌劇「椿姫」をNHKプレミアムシアターで観る


最も人気のあるオペラの一つ、ヴェルディ「椿姫, La Traviata (1853)」昨年2021年のアレーナ・ディ・ヴェローナ(Arena di Verona)での公演ですね。同年7, 8, 9月に渡っていて複数キャスト(ヴィオレッタは3名、アルフレードは4名)でした。

新演出だそうですが残念ながらミケーレ・オルチェーゼに知見がありません。でもアレーナ・ディ・ヴェローナですから、突飛な事は避けて大型舞台映えするパターンでしょうね。いずれラストの悲しいシーンは苦手なのですが…


アレーナ・ディ・ヴェローナ2021 椿姫
(Webからお借りした今回のキャストです)


演出
当然かもしれませんが前衛的なものは'かけら'もありません。衣装から舞台まで全て"椿姫"らしさが貫かれていたという印象でしょうか。大きく使われるプロジェクションマッピングは今や標準仕様でしょう。

舞台・衣装
シンプルながらアレーナ・ディ・ヴェローナの大舞台を最大限生かしたステージ、そして合唱団メンバーの多さですね。派手な衣装もそれらしい出立ちでピッタリですね。

配役
まずは冒頭の"乾杯の歌"ですが、グリゴーロのtenが今ひとつで ヨンチェバのsopが響きましたね。二人とも少し固さを感じましたが。

ヴィオレッタのヨンチェバのsopはまさに伸びやかさが光りました。リリコ・スピントのイメージでしょうか。長いアリアもコロラトゥーラも十分に聴かせてくれましたね。間違いなく主役でした

アルフレードのグリゴーロは始めは今ひとつ声が弱かった様な… 途中からはグリゴーロらしい声量が戻って伸びやかに聴かせてくれて安心しました。
ジョルジョのペテアンのbas/barは力強さがありました。演技も見た目も役柄にフィットしていましたね。'嫌なじいさん'でしたw

音楽
出し入れを明確にした演奏でした。もっともアレーナ・ディ・ヴェローナではこうなるのが普通かもしれませんね。


今や古典的とも思われる演出、そしてヨンチェバの舞台でした。スケールの大きなアレーナ・ディ・ヴェローナで、椿姫らしさを安心して楽しむことが出来ましたね。

物足りなさがあるとするならば、出来過ぎで全部予想通りの安定感。今の時代のアヴァンギャルドな演出で観て見たかったと言う思いかもしれません。


【出演】
 ・ヴィオレッタ:ソーニャ・ヨンチェバ [Sonya Yoncheva]
 ・アルフレード:ヴィットリオ・グリゴーロ [Vittorio Grigolo]
 ・ジョルジョ:ジョルジュ・ぺテアン [George Petean]

【合唱】アレーナ・ディ・ヴェローナ合唱団
【管弦楽】アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団
【指揮】フランチェスコ・イヴァン・チャンパ [Francesco Ivan Ciampa]
【演出】ミケーレ・オルチェーゼ [Michele Olcese]


収録:2021年8月7・19日 ヴェローナ野外劇場(イタリア)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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