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大友良英さんが率いた"Ground Zero"の『革命京劇 Revolutionary Pekinese Opera Ver. 1.28』と言う前衛


Revolutionary Pekinese Opera Ver. 1.28
(Ground Zero)
ジョン・ゾーンの "COBRA" をインプレした時からこれも頭にありましたが、まさに今更中の今更…
でも、やっぱりインプレしておきましょう。ジャンルなど意味をなさない才能の大友良英さんがCOBRAをやったのを機に活動を始めたグループ "Ground Zero"(1990-1998) ですね。

フリー系のジャズを聴く方にはお馴染みの "Duo Goebbels/Harth"(アルフレッド・ハース Alfred 23 Harth, ハイナー・ゲッベルス Heiner Goebbels)のアルバム「Frankfurt - Peking (1984年)」の "Peking-Oper" を元にしていますね。(このDuoのアルバム"Live À Victoriaville"は楽しめます。Peking-Operも入っています → amazon)

メンバーはもちろん多彩なゲストやサンプリングを交えての独特の"音"世界です。







革命京劇 (1995)
1. Opening. Flying Across The J.P.YEN - 2. Consume Mao - 3. Rush Capture Of The Revolutionary Opera 1 - 4. Red Mao Book By Sony - 5. Crossing Frankfurt Four Times - 6. The Glory Of Hong Kong. Kabukicho Conference - 7. Paraiso 1 - 8. Anouncing Good News From The West - 9. Revolutionary Enka 2001 - 10. Grand Pink Junktion Ballad - 11. Crossing Snow Mountains With Yamaha Bike - 12. Rush Capture Of The Revolutionary Opera 2 - 13. Yellow Army, Beloved Of The Various Nationalities - 14. Triumphant Junction. Grand Finale - 15. International. Epilogue - 16. Paraiso 2

1.の奇妙なアジアンサウンドの反復にはもちろんノイズが混じり、サンプリングがライヴエレクトロニクスで飛び込んで来ます。そしてどんどんと音厚が増してクラスターのカオスが渦巻きます。この陶酔感がハンパない!!

2.でもグチャグチャですがバロック風クラシックを下敷きに放送サンプリングが溢れ、4.ではイケイケのリズム感がパーカッションで誇張。7では独特の浮遊感の流れとなり一呼吸のチェンジを入れていますが後半はフリーインプロビゼーション的カオスに、そしてラストは浮遊感回帰です。

9.では歌謡曲風ですがどんどん調性を崩しフリー化、14.は爆裂で、15.はチューンアウトのギターが面白く後半半分はプチプチノイズだけ。全16パート最後まで混沌サウンドが貫かれます。ラスト16.の奇妙なノイズ静空間も面白いです。

 ★試しにYouTubeで観てみる?
  1995年の渋谷 "La Mama" でのLIVEです。CDの方が強烈かも




各ジャンルの音楽を下敷きにしながら暴れて、放送やアジテーションや語りの様々なサンプリング、ノイズが被さります。反復を軸にそれらはグチャグチャに貼り合わされてカオス。完全完璧なコラージュですね

やっぱりB.A.ツィンマーマンの "ある若き詩人のためのレクイエム" を思い浮かべますね。20世紀前衛的ですが、今聴いても楽しめる前衛サウンドの一つです!!



 ▶️ 現代音楽の楽しみ方  ▶️ 現代音楽CD(作曲家別)一覧


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